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誰にでもできる
「貯まる財布」の作り方。後編

散らかった財布は、散らかった家計の象徴です。マネーコンサルタントの市居愛さんに、お金がたまる、スッキリ財布の作り方を教えてもらいました。

カード類は分類して、5枚までしか持たない。

「いまお財布にお金がいくら入っていて、クレジットカードで今月どれくらいの買い物をしたか? そして持っているポイントカードの枚数とお店の名前を答えられますか?」

お金を貯めるには、現状認識が大切。財布をシンプルに、わかりやすくすることから始めよう。

まず財布の中のカードをすべて出して、①キャッシュカード、②クレジットカード、③ポイントカード、④割引券、⑤身分証(免許証、健康保険証など)の5種類に分類。この中で財布に入れて持ち歩くのは、クレジットカード1枚、ポイントカード3枚、身分証1枚と決めることが財布を整える基本、と市居さん。

効率アップとリスク管理のため、クレジットカードは1枚。

「私の場合、夫婦ともにクレジットカードは信販系のものを1枚だけ利用していますが、日用品、光熱費、通信費、保険料などはすべて夫のカードで支払います。明細書を見れば、家計にかかるお金の流れが一目でわかり、家計簿の代わりになって便利です。しかも、1年間でポイントがかなり貯まるの家族旅行の資金に使えるなど、クレジットカードを1枚にするメリットはたくさんあるんですよ」

また複数枚のクレジットカードを持っていると、うっかりして入金が遅れ、引き落としができないリスクも大きくなる。与信審査に引っかかり、将来ローンが借りられなくなることもあるので注意したい。

ポイントカードは3枚。厳選して財布に入れる。

「ポイントカードをたくさん持っている人は、過去1年以内にポイントを換金したり、商品に換えたカードはどれくらいありますか? 実は行くお店はたいがい決まっているもので、3枚もあれば充分。ポイントも効率的に貯まります」

残りのカードは家で保管しておく。するとやはり使っていなかったので処分したという人がほとんどだそうだ。

割引券はもらわない。

ポイントカードと同様に割引券もため込みがちだが、これこそムダな出費のもとになってしまう。

「割引券があると必要もないのにそのお店に行って、余計な買い物をしてしまいます。最初から持たなければ何の問題にもなりません。浪費の元凶になりますから、割引券は潔く捨ててしまいましょう」

割引してもらうためにお金を使っていたら本末転倒だ。

キャッシュカードは月に1度しか使わない。

財布のお金がなくなったからキャッシュカードを使って下ろす。この繰り返しではいつまでたってもお金は貯まらない、と市居さん。

「私がキャッシュカードを使うのは月に一度だけ。月初めにお小遣いと食費込みで6万円を下ろし、全額お財布に入れてやりくりしています。買い物は月曜と木曜の週2回。月曜に6,000円、木曜は牛乳や生鮮品などの補充で3,000円使うので、毎週9,000円。だから食費は1カ月3万6000円ぐらいです」

洋服など季節ごとに買うものや、化粧品のような特別出費は、クレジットカードで買うようにしている。

「6万円というのは我が家の場合なので、自分にちょうどいい金額を見つけるまで、何カ月か金額を変えて試してみてください。1カ月間の自分の出費がどれぐらいかわかるようになれば、使い方も考えるようになりますよ」

キャッシュカードを財布に入れない生活は、意識改革の第一歩だ。

『クロワッサン』928号(2016年7月10日号)より

●市居愛さん・マネーコンサルタント/お金の悩みを解消するコンサルティングや起業支援で、3500人以上の女性たちをサポート。著書に6万部を超えるベストセラーとなった『お金を整える』(サンマーク出版)。

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