カード類は分類して、5枚までしか持たない。
「いまお財布にお金がいくら入っていて、クレジットカードで今月どれくらいの買い物をしたか? そして持っているポイントカードの枚数とお店の名前を答えられますか?」
お金を貯めるには、現状認識が大切。財布をシンプルに、わかりやすくすることから始めよう。
まず財布の中のカードをすべて出して、①キャッシュカード、②クレジットカード、③ポイントカード、④割引券、⑤身分証(免許証、健康保険証など)の5種類に分類。この中で財布に入れて持ち歩くのは、クレジットカード1枚、ポイントカード3枚、身分証1枚と決めることが財布を整える基本、と市居さん。
効率アップとリスク管理のため、クレジットカードは1枚。
「私の場合、夫婦ともにクレジットカードは信販系のものを1枚だけ利用していますが、日用品、光熱費、通信費、保険料などはすべて夫のカードで支払います。明細書を見れば、家計にかかるお金の流れが一目でわかり、家計簿の代わりになって便利です。しかも、1年間でポイントがかなり貯まるの家族旅行の資金に使えるなど、クレジットカードを1枚にするメリットはたくさんあるんですよ」
また複数枚のクレジットカードを持っていると、うっかりして入金が遅れ、引き落としができないリスクも大きくなる。与信審査に引っかかり、将来ローンが借りられなくなることもあるので注意したい。