玉ねぎに多く含まれるオリゴ糖は腸内環境を整え、栄養の吸収を促す。また玉ねぎの香り成分、硫化アリルは糖質の代謝を促すビタミンB₁の吸収を助ける作用がある。玉ねぎと共に煮た豚モモ肉も、ビタミンB₁を含む食材。脂肪分が少ないので胃への負担も少ない。豚モモ肉の代わりに鶏ムネ肉にすれば親子丼の具になる。長芋は栄養価が高く、滋養強壮、消化を促進させ、新陳代謝をアップするといわれる食材。ネバネバ成分が腸内環境を整える。梅干しのクエン酸と和えれば食欲増進、疲労回復に効果的な一品に。
【玉ねぎと豚モモ肉の卵とじ】
材料(1人分) 玉ねぎ¼個、豚モモ肉50g、だし汁150㎖、醤油小匙2、卵1個、粉山椒少々
作り方 ①玉ねぎは縦5㎜幅にスライス、豚モモ肉は3㎝に切る。②鍋にだし汁、玉ねぎ、豚モモ肉を入れ火にかける。豚肉に火が通ったら醤油を加えひと煮立ちさせる。割りほぐした卵を回しかけ蓋をする。卵が半熟状になったら火を止めて器に盛り、粉山椒を振る。
【長芋の酢の物】
材料(1人分) 長芋60g、梅干し5g、焼き海苔¹⁄₆枚、酢小匙1
作り方 ①長芋の皮をむき、棒状に切ったら賽の目にする。②ボウルに種を取って叩いた梅干し、酢、①を入れて全体を混ぜる。器に盛り、ちぎった海苔を散らす。
【蕪と蕪の葉の味噌汁】
材料(1人分) 小蕪1個、蕪の葉20g、だし汁200㎖、味噌10g
作り方 ①蕪の葉を細かく刻む。蕪は皮をむき、いちょう切りにする。②鍋にだし汁、蕪を入れて火にかけ、沸騰したら味噌を溶き入れて火を止める。椀によそい蕪の葉を散らす。