からだ

スタミナ料理より鶏むね肉!イミダペプチドの効果とは【疲れない食事のコツ】

毎日の食事の ちょっとしたコツを知っているだけで、疲れを感じることが減っていくはず。東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに話を聞きました。
  • 撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

鶏の胸肉は疲れをとる。

どんなスタミナ食よりも確実に疲れがとれるのが「鶏胸肉」です。鶏胸肉には疲労回復効果が実証された〝イミダペプチド〟という抗疲労成分が豊富に含まれています。

この成分は、〝渡り鳥がなぜ休まずに飛び続けることができるのか〟という研究から発見されました。鳥の羽の付け根にある筋肉(胸肉)に多く含まれています。高級な地鶏でなければということはなく、ブロイラーにもしっかりと含まれています。

疲れをとるために必要な量は、1日に200mlが基本。実際に日頃から疲労感を自覚している人に、毎日イミダペプチドを摂ってもらう実験をしたところ、疲労感がグンと軽くなったという結果が。

鶏胸肉100g(皮なし)で1日に必要なイミダペプチドを摂ることができます。最近の鶏胸肉は大きいものが多く、1枚300gくらいあるので、1日に3分の1枚を目安に。毎日食べ続けることで、疲れを感じにくくなってくるはずです。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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