多種多様なものが出回っている掃除機。実際、自分の家を効率よく掃除するのに、どんなタイプを使えばいいのか、迷う人は多いのではないだろうか。
「普段使っているのは、コード付き掃除機1台。部屋を移動するたびにコンセントを抜き差しするのが面倒で、ついコードを無理に引っ張ってしまうこともありますね」
そう話す西家ヒバリさんに、今回の案内役・戸井田園子さんがこんなことを教えてくれた。
「今や掃除機の2台使いは、掃除を楽に、短時間でするための必須条件。1台だけで全てを満たしてくれるというタイプは今のところ存在しないんです。自宅の特徴や、自分の性格などを考えたうえで、どの2種類を選べばいいのか、決めるといいですよ」
まずは下のチャートに従って、自分の家に合う2台を見つけよう。その上で、家のタイプや好みにあったものを選びたい。ちなみに、戸井田さんによると、西家さん宅は、「ロボット掃除機とコードレス掃除機の2台が基本。日々の掃除はロボットに任せ、階段や気になる隙間のホコリなどは、コードレスでさっと掃除するといいでしょう。ただ、西家さんのお宅は広いので、持ち運びしやすい軽量のコード付き掃除機を加えた3台持ちが安心かもしれませんね」
今回、戸井田さんがおすすめする、コード付き、コードレス、ロボットの3タイプの掃除機を試した西家さん。
「それぞれに得意なことがあるんですね! うまく使い分けをすれば、掃除にかける時間が短縮できそうです」
コード付き掃除機は、自分の優先順位を考えて選ぶ。
日本ではお馴染みのコード付き掃除機。時間が無制限に使えることと、電力を直接供給するので、パワーがあることがメリットだ。
「集塵方式には、昔からある『紙パック式』と、『サイクロン式』の2通りがあります」と、戸井田さん。
吸ったホコリを本体内部の紙パックに集める紙パック式は、パックごと捨てればよいので楽だが、ゴミが溜まるにつれ、吸引力が弱くなるという弱点も。一方、サイクロン式は遠心力でホコリと空気を分離する仕組み。吸引力は落ちず、紙パックも不要だが、ダストカップに溜まったゴミを捨てるときにホコリが舞いがち。ゴミを触りたくない人や、ホコリアレルギーの人は紙パックのほうがおすすめだ。
「その他、重さや吸引力なども選ぶ基準に。さらに最近、欧米では主流の、ホースがなく、本体の下部から直接ゴミを吸い取る『アップライト式』も登場。自分の体格や掃除スタイルなどに合わせて選びましょう」(戸井田さん)
●パナソニック紙パック式掃除機 MC-JP520G
「 世界最軽量2 ㎏の本体なら、 階段の持ち運びも 楽々」。
持ってみると、驚くほどの軽さ。「階段のある家や、小柄な人、体力のない人にぴったり」と戸井田さん。紙パック式なので、本体のメンテナンスはほぼ不要。シンプルなデザインもいい。
本体質量2㎏という驚きの軽さ。「ノンスリップローラー」採用で、引き回しもスムーズにできる。5万5000円前後※編集部調べ(パナソニック お客様ご相談センター☎︎0120・878・365)