くらし

わがラジオライフを振り返れば…。│しまおまほ「マイリトルラジオ」

思い起こせばわがラジオライフ、始まりは米米クラブだった。

小学校高学年の頃にたまたま父親が録画した深夜放送のビデオで見た米米の歌とパフォーマンスに魅了され、地元のレンタルCDショップに通うようになった。借りて来たCDを繰り返し聴き、許された時間にライブビデオを観る。雑誌に少しでも記事が載っていれば貪るようにして読む。音楽やカルチャーに没頭したのは初めてのことだったから、脳みそがありとあらゆる情報を求めていた。

そんな中で知ったのが「米米クラブ10分天国」。「岸谷五朗の東京レディオクラブ」内にあった米米クラブによるラジオコントのコーナー。詳しい説明もなく、いきなり始まっていきなり終わる不条理なコントの数々。わたしはそれも毎日カセットテープに録音して聴くようになったのである。そのうちに本体である「レディクラ」のリスナーになり、その後に始まる深夜放送「パックインミュージック」も聴くようになり。さらに土曜日のコサキン、五木寛之、その他声優やトラックドライバー向けの番組まで流して…。思春期に突入したわたしはAMラジオの扉を開け、この歳になるまでその扉は開きっぱなし。

ちなみに米米の扉も、閉じた時期もあったけれど今は開放中。カールスモーキー石井こと石井竜也の「Flying Heart」はFMヨコハマで放送中。もちろん毎週聴いている。「浪漫飛行」のCM以来、関係が続くJALが提供の番組。合間のCMで新路線や増減便などの情報などに妙に詳しくなった。それも、米米のおかげ。

しまお・まほ●エッセイスト、漫画家。1997年『女子高生ゴリコ』でデビュー。著書に『マイ・リトル・世田谷』。

『クロワッサン』1002号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE