くらし

【林家たい平さん×ふなっしー 対談】人気キャラクターの秘密

国民的キャラクターと人気落語家。
ジャンルの垣根を超えて繋がる二人のキャラクター観とその未来とは?
  • 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 文・大澤千穂

笑いは生きるためのエネルギー。日本にはキャラクターの存在が必要だよ。(林家たい平さん)

非公認キャラ歴7年。パフォーマンスの源は、全国で待ってる皆の笑顔なっしー!(ふなっしー)

「よろしくお願いしまーす!」。林家たい平さんとふなっしーの声が響いた瞬間、スタジオの空気がぱっと明るく輝いた。そして二人はカメラの前に立ったとたん息の合ったポーズを連発! それもそのはず、たい平さんのふなっしーネタは人気番組『笑点』の名物なのだ。今回はそんな「たいっしー&ふなっしー」が夢の共演。白熱のキャラクター談議をお楽しみください。

林家たい平(以下、たい平) ふなっしーとは、2017年の『笑点』の元日特番以来かな。僕がずっと番組内でふなっしーの物真似をしていたことで共演させてもらったんだよね。
ふなっしー お久しぶりなっしー、師匠! でもそんなにお会いしていないとは思えない気分なっしな。

たい平 そうなんだよね。今日も会ったとたん、呼吸がぴったり合って。

ふなっしー 『笑点』で、たい平師匠がふなっしーの物真似してくれているというのはファンの方から聞いたんだけども、実際テレビで観た時は、ふなっしーもテンション上がっちゃったなっしなー! でもどうして真似してくれるようになったなっし?

たい平 僕が初めて『笑点』に出ることになった時「一番若い僕に何ができるか」と考えたのがきっかけ。そこで「若手らしく動こう!」と思いつき、ふなっしーの真似をし始めたの。ふなっしーは動きがキレキレだし、子どもに人気があるでしょ。日曜日、家族で観る番組にはぴったりだと思って。

ふなっしー アグレッシブにジャンプしてくれていて「梨汁ブシャー!」ならぬ「座布団ブシャー!」なっしなー。

たい平 隣の座布団に向けてジャンプするんだけど、それをお茶の間の子どもたちが「ふなっしージャンプ」と名付けてくれて。ファンレターにも「もっと飛んで」って書いてくれる。

ふなっしー でも『笑点』で動くっていう発想はなかったなっしな。

たい平 そう、笑点には「座布団に座ったままでいるべき」っていう不文律があってね。だから最初は批判も受けたけど、テレビの前の子どもたちが喜んでくれたらそれでいいかなって。

ふなっしー 落語界のパイオニアなっしー! 

たい平 ふなっしーこそパイオニアだよね。激しく動いて、自由自在にフォルムも変わるキャラクターって今までいなかったでしょ?

ふなっしー 喜ばれる動きを追求していったら、こんなになっちゃったなっし。激しく動くと子どもたちが喜ぶなっしなー。千葉県船橋市の非公認キャラクターとして活動して7年になるけど、毎回夢中で動いちゃうなっしなー。常に汗だくなっし。人間に例えると、サウナの中でデスクワークしている感覚なっしなー。

たい平 そうだよねぇ(笑)。あと普通のキャラクターは自分で声を出さないものだけど、ふなっしーはどうしておしゃべりするの? 斬新だよね。

ふなっしー それは非公認だけにキャラクターのルールがよくわかってなかったからなっし(笑)。イベントで司会の人を雇えるお金もなく。それでお客さんに「あなたは誰?」って言われたら、自分で答えるしかないなっしな!

たい平 あはは。じゃ他の設定も?

ふなっしー 完全に後付けなっし! 年齢も「何歳?」って聞かれて「1874歳」って口をついて出たことが公式になっちゃったなっしな。だからもうすぐ1881歳なっし。

たい平 さすがルール無用のふなっしー(笑)。僕がふなっしーを最初に観たのは、朝の番組『スッキリ!!』。司会の加藤浩次さんが嬉々として投げ飛ばしていたのが衝撃的だった。それまでのキャラクターはメルヘンだったけど、メルヘンの国の住人は投げ飛ばせない。ふなっしーは「友だち」のようにじゃれあえる初のキャラクターかもしれない。

ふなっしー あの時はびっくりしたなっしな。よく考えたら初対面の相手を投げ飛ばすって、友情からでなければ犯罪なっしな(笑)。

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