東京・竹橋にある、東京国立近代美術館にて開催中の『高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの』。
日本のアニメーション界を牽引した、アニメーション監督・高畑勲の初の大回顧展だ。
国立近代美術館では、1990年に開催された手塚治虫展以来、アニメーションを題材とした展覧会は二回目となる。
今回、新たに発見された資料を含め、1,000点を超える作品資料を展示。
日本アニメーションの新たな表現方法を切り拓いた高畑勲。今回の展覧会は4章で構成され、その革新性のある演出術に迫っている。
第1章では、1960年代、東映動画時代からキャリアを積んでいくまでを紹介。長編初監督作品となった「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)などの資料を公開。