くらし

【和田裕美のお悩み相談】サラリーマンで今のサラリー以上に稼ぐには?

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は会社員としての収入だけでは収支がマイナスになってしまう地方の会社員からの相談です。

<お悩み>
事務の仕事をしている会社員です。
今の会社は離婚してから雇ってもらいました。仕事に見合った給料(それ以上かも)をもらっているけれど、田舎の事務職の給料はなんせ安い!
仕事は学びもあり、接客もありと充実していて、できればこの仕事は続けたい!
でも、子供の仕送りやら自分の生活費やらで、毎月の収支はマイナス。倹約しても、難しい。この先、退職後を考えても気持ちが暗くなります。 副業が認められていない会社ですが、退職後にも別のところで働ける環境を作っておくために、令和元年の今、何か動きたい。が、気持ちばかりが急いで、やりたいことが見つからない。とっかかりのアドバイスをいただけると嬉しいです。

(あつこ/女性/田舎の会社で事務員をしているアラフィフ。バツイチで、大学生の子供に仕送りしています。)

和田裕美さんの回答

あつこさん、メッセージありがとうございます。

離婚されてシングルマザーで
事務員をしつつ
大学生のお子さまに仕送りをしている、もちろん
ご自身の生活もご自身で……とすごい自立!
すごいおっかさんですね。

さて、そんなすごいがんばっていらっしゃるのに
収支がマイナスというのはなんとかしたいところです。
しかし田舎の事務職の給料は安いのは当たり前です。

仕事を続けたいということなんですが、
副業がみとめられてない会社だとしても
ちょっと会社に事情を話して相談してみることも大事です。

「どうしてもこちらの会社で仕事を続けたいです。
 この仕事が大好きです、
 けれど、現実問題は
 子供の仕送り、生活費がかさんで大変です。
 お給料を上げてくださいという話ではありません。
 お金が足りないぶん、休みの日に他で働くことを
 許可いただけないでしょうか?」と。

職場環境はよさそうなので
案外言ってみると
親身になって考えてくださるのではないかなと
思っています。

それから
もし退職後、別のところで働ける環境ってことなんですが、
ご自身の得意なこと、自信を持ってできることはなにか?
考えてみてください。棚卸です。
お弁当を作るとか掃除をするということでも
困っている人はたくさんいます。
やりたいことが見つかる・見つからないではなくて、
「人の役に立てることがないか?」という発想から
やりたいことを見つけてください。

これからは事務職は機械化されていきますが
田舎ならまだたぶんだいじょうぶです(ラッキーです!)
また、女性が持っている共感力はロボットが代われない分野なので
どんどん活かせます。

あつこさんは「仕事が充実している」と書かれています。
それはきっと接客や対応が上手でお客様からの評価が高いからだと
思います。ぜったいにできることあります。
介護はいやとか、営業はいやとか選ばなければ
もっとあります。

がんばって欲しいです。
がんばってください。

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。最新刊は『稼げる技術』(ダイヤモンド社)。
⇒ 公式サイト

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