くらし

【清澄白河】現代美術とコーヒーと。イースト・トーキョーの注目タウンへ。

お目当ての展覧会を観て、とんぼ返りじゃもったいない! 陽気のいい季節、美術館からスタートする街歩きを楽しんでみませんか。
  • 撮影・中垣美沙 文・黒澤 彩

清澄庭園や木場公園などがある清澄白河は、下町らしさとアートが共存する、今、東東京でもっとも目が離せない街の一つ。2015年に『ブルーボトルコーヒー』の日本1号店がオープンするなど、サードウェーブ系コーヒーの聖地としても知られ、居心地のいいカフェが充実しているから、お茶を飲んだり、ランチを食べるにもこと欠かない。アートブックが並ぶカフェ、ライフスタイルショップなど、美術館の延長のように楽しめる店も増えている。

そして、東京都現代美術館が約3年の休館を経て、この春リニューアルオープン。新しくなった美術館を満喫した後は、さらなるワクワクを探しに散策してみよう。

東京都現代美術館

中園孔二 《無題》 2012 (※コレクション展に展示)
棚田康司 《雨の像》 2016(※コレクション展に展示)
美術図書室には、子どもも楽しめる美術書を集めた「こどもとしょしつ」を新設した。
新たに、カフェ&ラウンジ『二階のサンドイッチ』と、レストラン『100本のスプーン』が館内にオープン。

ついにリニューアルオープン。新コレクションも充実! 

3月29日に満を持してリニューアルオープンしたばかり。これを記念して、2つの展覧会が開催されている。『百年の編み手たち ー流動する日本の近現代美術ー』は、1910年代から現在までの日本の美術のありようを俯瞰し、再考する企画展。もう一つの『MOTコレクション ただいま/はじめまして』では、2010年代のアートに注目し、休館中に新たに収蔵された作品を中心に展示。2つの展覧会を見ることで、日本の近現代美術がたどってきた道を振り返りながら、同時代のアートにも触れることができる。約5400点もの収蔵品の中から選りすぐりの作品が一堂に会する貴重な機会は、現代アート入門としても楽しめそう。好きな作品やアーティストがきっと見つかるはず。

再開に伴い、美術館内、そして公園側アプローチのパブリックスペースも整備された。

企画展『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』
コレクション展『MOTコレクション ただいま /はじめまして』
〜6月16日(日) 10時〜18時 月曜、5月7日休館(4月29日、5月6日は開館) 料金・〈企画展〉一般1,300円、〈コレクション展〉一般500円
●東京都江東区三好4-1-1 TEL.03-5777-8600

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