くらし

【品川・五反田】時間がゆったり流れる美術館から足を延ばし、小さな名店へ。

お目当ての展覧会を観て、とんぼ返りじゃもったいない! 陽気のいい季節、美術館からスタートする街歩きを楽しんでみませんか。
  • 撮影・中垣美沙 文・黒澤 彩

品川の原美術館が、建物の老朽化のため2020年12月に閉館することになった。常設作品の多くは群馬県の「ハラ ミュージアム アーク」に移されるそうだが、古い邸宅を美術館に改装した館内で鑑賞できるのは、あと1年半ほど。今、東京でもっとも行くべき美術館といえるかもしれない。そんな原美術館の姿をしっかりと記憶に留めたら、住宅街を散策しつつ、おいしいもの探しへ。老舗レストランから気鋭のショコラトリーまで、大人の街歩きにぴったりの名店が待っている。

原美術館

前庭のアプローチから館内へ。
書籍や雑貨も買えるミュージアムショップ。
奈良美智さんが個展を開催したとき、実際に制作をした部屋が常設作品として残されている。
大きな窓がある半円形のスペースは、1階展示室の一部。かつては朝食をとるための場所だったそう。
前庭のアプローチから館内へ。
書籍や雑貨も買えるミュージアムショップ。
奈良美智さんが個展を開催したとき、実際に制作をした部屋が常設作品として残されている。
大きな窓がある半円形のスペースは、1階展示室の一部。かつては朝食をとるための場所だったそう。

 モダニズムの建築空間と現代美術に魅了される。

実業家・原邦造の邸宅として1938年に建てられた館は、それ自体が建築家・渡辺仁の建築作品として価値あるもの。場の雰囲気と相まってか、ここで観る現代美術は、大きな展示空間で観るのとはひと味違った印象を残す。4月13日からは、アートの視点から生命を見つめてきたアーティスト、崔在銀の発案による企画展が始まる。タイトルの「自然国家」とは、人間ではなく自然が治める国という意味で、それは崔の理想でもあるのだという。本展で国内外のアーティストや建築家たちが表現する「自然国家」とは、どのようなものなのか? 会場で確かめてみよう。これからの季節は、芝生の庭に面したカフェもいちだんと居心地がよく、都心とは思えないほどゆったりと穏やかな時間を過ごせる。

崔在銀 《hatred melts like snow》 2019 (C)Kim Taedong (参考画像) Courtesy of the artist

『The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project』
4月13日(土)〜7月28日(日) 11時〜17時(5月1日を除く水曜〜20時) 月曜、5月7日、7月16日休館(4月29日、5月6日、7月15日は開館) 料金・一般1,100円 
●東京都品川区北品川4-7-25 TEL.03-3445-0651

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