「信州では、凍り豆腐(=高野豆腐)として知られる、豆腐を凍結して乾燥させる乾物が作られています。かつては農閑期の副業として行われていました。一般的に「高野豆腐」という名称で知られていますが正式名称は凍り豆腐。高野豆腐はもともと高野山で作られていたものが地名が商品名として定着し全国に広がったそうです。他にも「凍み豆腐(しみどうふ)」「氷豆腐」「連豆腐」などの違う名で日本全国にあります。
ちなみに凍り豆腐と高野豆腐は乾燥させる工程が違うのですが、今はどちらも工場で生産され同じように作られているようです。
そうした中、今でも豆腐づくりから凍らせて干すところまで一貫して手作業で行っている生産者の方もいます。自家製の大豆で豆腐をつくり、稲から良質の藁を編み凍らせた豆腐を連ねて吊るすという作業を人の手で行います。
こうして作られた凍り豆腐は含まれている植物性タンパク質や食物繊維、ビタミンやミネラルが凝縮された栄養価の高い食品です。
そんな栄養価抜群の凍り豆腐を色々な味付けで楽しんでもらえるようなレシピを紹介していきます。