【上田淳子さんに聞く、がんばらない料理】材料を紙で包んで加熱するだけ。お皿も汚れない手間なし料理。
スーパーなどで簡単に手に入るクッキングペーパーは、隠れた万能調理道具。材料を並べて紙で包んで加熱するだけ。お皿も汚れない手間なし料理。簡単紙包み料理をぜひマスターして。
撮影・青木和義 文・斎藤理子
両面がシリコン樹脂加工され、250度までの耐熱性があるクッキングペーパー。クッキーを焼く時くらいにしか利用しない人も多いと思うが、実はとても優れた調理ツールなのだ。
「材料を並べて調味料と包み、数分加熱するだけで、立派な一品ができます。下ごしらえはほとんど必要なく、調理道具もこれひとつ、テクニックも必要なし。お皿も汚れず、忙しい人にぴったりの調理法なんです」と、この紙包み料理を提唱している上田淳子さん。
小さな空間の中で蒸し焼きにすることで、旨味が凝縮しておいしくなる紙包み料理。ホイルより断然破れにくく、電子レンジが使えるのもうれしい。
「肉や魚などのタンパク質食材は、先に塩をしておくとぼやけた味になりません。また、重ならないように並べるのもコツ。醤油やナンプラーのように塩気が強い液体調味料を使う場合は作りおきに向かないけれど、それ以外は、作って冷蔵庫に入れておけば、時間差で食事をする家族は温めるだけです」
上田さんの おすすめシート
基本の包み方
調理法
上田淳子(うえだ・じゅんこ)●料理研究家。フランスなどで経験を重ね、帰国後は本格フレンチから家庭料理まで幅広くこなす。著書に『並べて包んで焼くだけレシピ』(主婦と生活社)など。
『クロワッサン』991号より
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