どうやったら新規リスナーを増やせるか?
ラジオ局でたびたびあがる話題。若者に知名度のあるゲストを呼ぶ、ネットのコンテンツを増やす、別の媒体とコラボ番組をつくる、SNSの拡散を狙う、グッズをおしゃれにする……など、スタッフたちは日々この困難な問題に立ち向かっている。
ラジオとの出会いは事故のようなものだ。
わたしは中学生の頃、大好きだった米米CLUBが出演するラジオ番組を開始時間から聴き、彼らの登場を今か今か、と待った。
そのうちに、お目当て以外のコーナーにも興味を持ち、次の日も、その次の日も、ラジオをつけるようになった。もともと、家族にリスナーがいたということもあり、ラジオを聴くのが自然なことだった。
しかし、今は。聴きたい番組はインターネットにあがり、親切なことに「ゲストは○分○秒登場」なんて書いてある。リスナーのニーズには応えているかもしれないけれど、これでは“事故”の起きる確率は低い。
ラジオにどうしたら人を呼べるか。わたしのアイディアは……お風呂場の温度調節パネルに、ラジオ機能がついたものを開発すること。入浴中って意外とすることないから、ラジオ機能があれば若者もウッカリつけてそのままリスナーになる……って展開が望めるのでは。
災害時の心細さを癒やし、情報収集にも活躍すると思うのだけれど……どうでしょう?