くらし

お正月を清らかに迎える手作りのしめ縄。

  • 撮影・雨宮秀也 文・黒澤 彩

しめ縄の作り方

1. 稲藁とラフィアを10分ほど水に浸しておく。ラフィアをひもとして使い、藁の全体の長さの真ん中あたりを徳利結びで縛る。
2. 藁の実がついていた穂首の側を5本ずつ3束に分け、そのうち1束をビニタイで仮留めする。
3. 留めていない2束を綯う。2束を同時に右向きにねじりながら、右手に持った束が上になるように手を交差して持ち替える。
3. 留めていない2束を綯う。2束を同時に右向きにねじりながら、右手に持った束が上になるように手を交差して持ち替える。
4. 3を繰り返し、先端ぎりぎりまで綯う。ケバが出るが、後で切るのでそのままで。
5. 綯い終わった先端をビニタイで仮留めする。
6. 残りの1束を、右向きにねじりながら5に巻きつけていく。正しく綯えていれば、自然と二目ごとに沿うように巻けて、全体の長さも揃う。
7. 先端まで巻いて1本の縄になったら先端をビニタイで留め、根元から先端までごろごろと押しならし、まっすぐにする。
8. ケバをハサミで切って整える。
9. 藁が濡れているうちに縄をぐるりと輪の形に整え、徳利結びでラフィアで縛る。
10. 下げるほうの藁を切り揃える。縄の先端のビニタイを留めたまま、風通しのいい場所に置いて 1〜2日乾かす。
11. 乾いたらビニタイを外し、飾りを付ける。まず、稲穂を束ねて切り揃え、しめ縄に徳利結びでラフィアで取り付ける。
12. 南天の枝と、紙垂の爪の部分を差し込んで完成。

雨宮ゆか(あめみや・ゆか)●挿花家。花の教室「日々花」主宰。季節の身近な草花の楽しみを提案している。著書に『花ごよみ365日』(誠文堂新光社)がある。

『クロワッサン』987号より

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