くらし

【芸術×ハイテク最新事情】VRで文化財や美術品をより深く知る。

最近よく聞く、メディア・アートって? スマホで美術品が見られるって本当? 芸術×ハイテクの最新事情を届けます。
  • 撮影・土佐麻理子 文・新田草子
印刷博物館 VRシアター。視野を覆うような専用のカーブスクリーンで、さらに迫力ある映像が楽しめる。2019年3月末まで『プランタン=モレトゥス博物館』を上演。写真は『故宮VR《紫禁城・天子の宮殿》。

あの彫刻の裏側は、どうなっている? 歴史的な建物の凝った彫刻をもっと近くで見られたら……。鑑賞者のそんな思いに応えてくれるのが、凸版印刷が長年培ってきた技術を応用して取り組んでいる、美術品や文化財のデジタルアーカイブだ。
「精緻な画像から作った高精細なCGを特殊な専用エンジンで動かすことで、臨場感のある鑑賞が可能に。現存しない文化財を再現したコンテンツも人気です」(凸版印刷 文化事業推進本部PR担当・宮下治枝さん)

凸版印刷の印刷博物館と東京国立博物館にある専用シアターでは、ナビゲーターがコントローラーで視点を移動しながらコンテンツを解説。圧倒的な臨場感のなか、画面に没入するかのような仮想体験ができる。
「ヘッドマウントディスプレイを着ける方法と違って、ほかの人と一緒に鑑賞できる点も好評をいただいている理由です」(宮下さん)

文化財や美術品をより深く知ることができるツールとして、人気を集めている。

江戸城最後の天守が、現在の風景の中に甦る。 江戸城の天守 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷 図面や現存する文化財を手がかりに、江戸城をCGで再現。徐々に作られていく様子が楽しい。2018年12月24日まで上演。
屛風の裏表を重ねたら? VRだからできる試み。 風神雷神図のウラ −夏秋草図に秘めた想い− 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷 尾形光琳の《風神雷神図屛風》の裏に描かれた絵図。重ねることで、作者の意図が鮮やかに浮かび上がる。
江戸城最後の天守が、現在の風景の中に甦る。 江戸城の天守 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷 図面や現存する文化財を手がかりに、江戸城をCGで再現。徐々に作られていく様子が楽しい。2018年12月24日まで上演。
屛風の裏表を重ねたら? VRだからできる試み。 風神雷神図のウラ −夏秋草図に秘めた想い− 監修:東京国立博物館  制作:凸版印刷 尾形光琳の《風神雷神図屛風》の裏に描かれた絵図。重ねることで、作者の意図が鮮やかに浮かび上がる。

印刷博物館 VRシアター
東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル
TEL:03-5840-2300 不定休 VRシアターは土・日曜および日曜に続く休日のみオープン
入場料(一般)300円

東京国立博物館 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館 東洋館B1
鑑賞料(大人)500円 ※このほかに博物館入館料620円、鑑賞料とセットになった総合文化展セット券(一般1,000円)も。『江戸城の天守』を2018年12月24日まで上演。

(左)宮下治枝(みやした・はるえ)●凸版印刷 文化事業推進本部 PR担当。文化財に詳しいスタッフたちと、VRコンテンツのPRを手がける。 (右)町田 芽(まちだ・めぐむ)●凸版印刷 文化事業推進本部 コンテンツ企画部。「東京国立博物館 TNM & TOPPANミュージアムシアター」の企画を担当。

『クロワッサン』983号より

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