くらし

【アート鑑賞後の美味しく楽しい上野ガイド】甘いものでひと息つきたいときの4店。

美術館でアートに感動したら、次はその余韻にひたるべく、上野の街へ繰り出しましょう。「上野に行ってきました」と自慢できる名店を紹介します。
  • 撮影・田尻陽子 文・重信 綾

[喫茶去]食感と味の変化が楽しい、優しいクリームあんみつ。

黒蜜や口直しの佃煮もついているクリームあんみつ700円(税込)。生麩は北千住にある、豆腐と湯波の自社工房『宇豆基野(うずきの)』で作られたもの。店名は禅の言葉で、「どうぞ、お茶でも召し上がれ」という意味。

上野公園内にある日本料理店『韻松亭(いんしょうてい)』の茶室で営業している甘味処。もとは和室の小上がりだった場所を喫茶室にしており、テーブルには船板を使用するなど、歴史ある雰囲気のなかでランチや甘いものが食べられる。人気メニューのひとつが、手づくりしている豆乳アイスと抹茶アイスがたっぷりとのったクリームあんみつ。優しい豆乳の甘みと濃い抹茶の風味に、もちもちした生麩や寒天、赤えんどう豆でアクセントを加えた、最後まで飽きずに美味しく味わえる一品となっている。

喫茶去(きっさこ)●東京都台東区上野公園4-59 TEL:03-3821-8126 営業時間:11時〜17時 無休 甘味のメニューは、15時まではランチを注文した場合のみオーダー可。予約不可。

[廚 otona くろぎ]有名建築家が手がけた空間で大人のパフェを堪能する。

黒蜜きなこパフェ1,950円、飲み物セットは2,600円(共に税込)。頂上には『くろぎ』のマークをかたどった、可愛らしい最中が鎮座。甘さ控えめの黒蜜ソフトクリームは、隠し味として醤油を使用。

日本料理の有名店『くろぎ』の料理長・黒木純さんがプロデュースする、大人のための甘味処。黒で統一されたシックな店内は建築家の隈研吾さんが手がけたもので、壁紙に使った特注の和紙など美術好きにも気になるポイントがたくさん。ボリュームのある黒蜜きなこパフェは、定番メニューのひとつ。黒蜜のソフトクリームときなこのアイスが重なり、中にはカリカリの黒大豆や蕨餅、餡、栗など、食感の異なる食材がちりばめられている。ラムがきいた黒蜜もついた、大人味のパフェ。

廚 otona くろぎ(くりや オトナ くろぎ)●東京都台東区上野3-24-6 PARCO_ya1階 TEL:03-6284-2796 営業時間:10時〜20時(金・土曜、祝前日〜24時) 定休日:PARCO_yaに準ずる 御簾で仕切られた落ち着けるテーブル席も。

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