くらし

「菊比古と共に歩んでいる」岡田将生が『昭和元禄落語心中』の意気込みを語る。

この秋、大注目のドラマといえば、10月12日から放送開始の『昭和元禄落語心中』(NHK総合/毎週金曜夜10時〜)。落語ブームの牽引役となっている、大人気落語漫画のドラマ化です。クロワッサン オンラインは取材会にお邪魔。主人公・有楽亭八雲を演じる岡田将生さんのコメントをお届けします。
  • 取材・撮影/クロワッサン オンライン編集部

『昭和元禄落語心中』は漫画家・雲田はるこが昭和の落語界を描き、累計200万部を突破した漫画作品。

漫画は“昭和最後の名人”と言われる有楽亭八雲(前座名・菊比古)のところに、八雲の落語を聞き感激した刑務所あがりの与太郎が、弟子入りするところからはじまります。落語に命をかける昭和の若手落語家たちの友情や嫉妬、漫画でありながら落語が聞こえてきそうな臨場感で、若者を中心とした落語ブームの牽引役と言われています。

主人公・有楽亭八雲/菊比古を演じるのは、岡田将生さん。クロワッサン オンラインでは取材会での岡田さんのコメントをお届けします。

ーー有楽亭八雲/菊比古を演じる意気込みをお聞かせください。

「落語は本当に難しいのですが、4月から少しずつ稽古をはじめて、だんだん上手になってきたと同時に、落語を好きになっています。有楽亭八雲/菊比古という役と共に歩んでいけていると感じています。いいドラマを作りあげたいですね」

ーー落語を実際演ってみた感想は?

「孤高ですね。高座に座ると自分だけしかいない。どうお客さまに見せていくか、話を持っていくのか、ストーリー構成や話し方など、自分で監督・演出をしなくてはいけないので、自分との戦いです。
そんな落語のあり方が、落語のために生きている八雲/菊比古にぴったりだと思いました。自分を突き詰めていくことが落語だと感じています」

ーーお気に入りの演目はありますか?

「一番はじめにお稽古した『死神』です。ドラマのキーにもなる演目で、死神を通じて、菊比古の内面が変わっていくので、特別な感情を抱いています。
そういえば、先日誕生日に、“死神”という日本酒をもらって嬉しい反面、誕生日にもらう品なのかと思って複雑でした(笑)。ドラマが終わったらみんなで飲みたいです」

ーー落語監修の柳家喬太郎師匠とは、どのようにお稽古をされましたか?

「喬太郎師匠が稽古をする演目を、目の前で見せてくれるんですが、なんて贅沢な時間なんだろう、と思いました。
家でも練習できるように動画を撮らせてもらい、練習をしたものを喬太郎師匠に見てもらうのですが、優しく教えてくださるので、その分自分を追い詰めていかないと上達していかないため、大変でした(笑)。
お忙しい方なので、お稽古にいつも少し遅れていらっしゃるのですが、「すいませんねぇ」と言いながら来る喬太郎師匠がとてもチャーミングで、そんなところも大好きです」

10月10日発売の『クロワッサン』983号、クロワッサン カルチャー クラブでも『昭和元禄落語心中』を紹介しています。あわせてご覧ください!

【番組情報】

『昭和元禄落語心中』

平成30年10月12日(金)~(全10回)

毎週金曜日 よる10時から(NHK総合ほか) 

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