ベビーと子ども服のブランド『ギンザのサヱグサ』は、1869年の創業当初から、常に銀座の発展を見守ってきた存在。現社長の三枝亮さんは、数ある町内会や青年会などをまとめる全銀会の情報委員も務める銀座通だ。
「銀座というのは切り取り方でまったく異なる側面がありますね。海外のメゾンが並ぶ大通りもあれば、小さな路地裏も魅力的です。それに、意外な専門店が集まっているんですよ」
『サウンドクリエイト』はオーディオ専門店。ビルの5階に昨年3月に開設したラウンジと称する空間が三枝さんのお気に入りだ。ヴィンテージのデンマーク家具に座り、レコードを試聴して購入することもできる、「カフェとはひと味違うリラックス空間です」。