くらし

エゴマオイルに和のスパイスを加えて、爽やかなドレッシングに。

身体にいいのはお墨付きのオイルたち。その個性を引き立てるスパイスやハーブで、驚きの美味しさに出合えます。
  • 撮影・岩本慶三
料理研究家、ビューティレシピスト 松見早枝子さん

「腸の動きをなめらかにするには、良いオイルを適量摂ることが欠かせません」と、料理研究家、ビューティレシピストの松見早枝子さん。

「今の日本人に必要とされているオイルを最適な形で摂るには、ドレッシングに仕立てることが一番」

免疫力を高める効果があるオメガ3系オイルの中で、特に機能の優れたアマニオイルやエゴマオイルは熱に弱いという性質がある。このほかにも、クセのないタイプから香りに個性のあるものまで、種類豊富な健康オイル。常温のまま、スパイスやフレッシュハーブを合わせサッとサラダにかけ、毎日の食卓に手軽に取り入れたい。
「楽しく食べるポイントは、オイルの特徴を打ち消そうと考えるのではなく、引き立てる方向で考えること。個性を美味しさに変えるということですね」

もう1つのポイントは、ドレッシングはなるべく作りたてを食べること。
「酸化しやすいものが多いので、作ったら冷蔵庫に入れて、1週間以内に食べきってください」

【エゴマオイル】シソのような爽やかな風味だから、和のスパイスと好相性。

オメガ3系オイルの代表格の一つ。オメガ3系にはアレルギーやがんなど、現代人の健康を損なう大本とされているトランス脂肪酸の悪影響を打ち消す効果があるとされている。エゴマオイルは、摂取すると体内でDHAに変わり脳を活性化する「α-リノレン酸」を多く含み、その含有率は全重量の60%以上。さらに血液サラサラ効果もあり、動脈硬化や心筋梗塞の防止にも役立つというスーパーオイルだ。実は日本では昔から重宝されていて、シソ科の荏胡麻の種子から採られるため、爽やかな青じそのような風味を持つ。

「韓国料理店でエゴマの葉を見かけることがあると思いますが、シソ科であることもあって、日本人の舌には比較的合うオイルだと思います。ほんのり辛みを感じることもありますが、その辛みが抗酸化成分です」

青じそとしょうがや七味などの和のテイストのスパイスと合わせたら、毎日食べても飽きない味に。

(左)有機えごま種子を100%使用し、栄養の失われにくい低温圧搾で抽出。有機食用えごま油 180g 1,800円(亜細亜食品 TEL:03-3960-8111) (右)国産の、農薬・化学肥料不使用栽培のえごまを「石臼式玉締め搾り」という古来の製法で圧搾。国産えごま油 100g 2,300円(鹿北製油 TEL:0995-74-1755)

【和風しょうがドレッシング】

すりおろした玉ねぎのコクとしょうがの爽やかさをしょうゆでまとめた、日本人なら誰でも好きな馴染み深い味。合わせるサラダは、やはり和の食材を使ったものがおすすめ。大根サラダ、ほうれん草や小松菜などの青菜のおひたし、お刺身サラダ、豚しゃぶサラダなど。

[材料]
エゴマオイル大さじ2 しょうが1かけ 玉ねぎ1/8個 酢大さじ2 しょうゆ大さじ2 砂糖小さじ1

[作り方]
玉ねぎとしょうがは皮をむいてざく切りにし、他の材料と共にミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する。ミキサーがない場合は玉ねぎとしょうがをすりおろし、他の材料と混ぜ合わせる。

【七味豆腐マヨネーズ】

マヨネーズと同様に使える。なのに食材に豆腐を使うことで市販のものよりぐっと油の量が控えめで、カロリーも低いのがうれしい。ブロッコリー、かぼちゃ、人参、スナップエンドウなどを蒸した温野菜のサラダに添えるとボリュームも大満足の一品に。

[材料] 
エゴマオイル大さじ2 七味唐辛子ひとつまみ 絹ごし豆腐1/2丁(150g) 酢小さじ1 塩小さじ1/2

[作り方] 
1.
豆腐は小鍋に入れてかぶるくらいの水を注ぎ、中火にかける。10秒ほど煮立たせたら火を止め、ざるに上げて冷ます。
2. 表面の水けをキッチンペーパーで包んで取り、他の全ての材料と共にミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する(ミキサーがない場合はすり鉢で)。

松見早枝子(まつみ・さえこ)●料理研究家、ビューティレシピスト。身体によく美味しいレシピの提案に定評がある。著書に『雑穀、豆、野菜できれいになるレシピ』(文化出版局)など。matsumisaeko.com

『クロワッサン』973号より

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