カリフォルニア・セントラルコーストの旅<4>
取材・写真・文/斎藤理子
旅の最後はビバリーヒルズで、
スイーツと美食を堪能。
突き抜けるように青く澄んだ空、陽光にあふれた温暖な気候。豊かな食や先進的な街の雰囲気。カリフォルニアは、どんな時代にも人々を惹き付ける魅力に満ちています。カリフォルニア・ワインの新たな聖地、パソ・ロブレスから西海岸沿いに国道101号線を南下し、数多くの魅力的な街と出会ってきたセントラルコーストの旅もいよいよクライマックス。優雅な街並が広がるビバリーヒルズに到着です。
ヘルスコンシャスな人々を支える、
充実のオーガニック・マーケット。
ビバリーヒルズといえば、ハリウッドスターや大富豪が豪邸を構えるセレブな街というイメージがつきもの。確かにロデオドライブには超高級ブランドショップが並び、ハイストリートを1歩入れば想像を絶する広さの大邸宅が連なっています。有名人の大邸宅をめぐるツアーもあるくらいで、街全体が贅沢な雰囲気であることは間違いありません。
でも、ビバリーヒルズには庶民的な魅力もたっぷり。気軽に立ち寄れるおすすめスポットを回ってみました。
まずは、「ビバリーヒルズ・ファーマーズマーケット(Beverly Hills Farmers Market)」へ。毎週日曜日の朝9時から午後1時頃まで、ビバリーヒルズ市庁舎の裏手で開催されるこのファーマーズマーケットには、地元や近隣の生産者が多数出店しています。旬の野菜や果物はどれももちろん採れたてのものばかり。サンタバーバラ同様、スローフードや地産地消といったことに意識が高い人々が多く住む土地柄だけに、ジュース屋さんやパン屋さんを含め、ほぼすべての店がオーガニックなのも特徴的です。
カリフォルニアの太陽をたっぷりと浴びた野菜や果物はどれもみずみずしくてつやつやしています。生産者さんたちと直接いろいろな話ができるのも、ファーマーズマーケットならでは。オーガニックのハチミツや石鹸などお土産にぴったりなものも見つかります。
ヘルスコンシャスなセレブも買い物に来るそうで、時には場違いなパパラッチがいることもあるとか! さすがビバリーヒルズのファーマーズマーケットはひと味違います。
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