美容家・吉川千明さんの【土地の思い出と共に心に残る、旅先での一期一会】
イラストレーション・本田しずまる 文・黒澤 彩
吉川千明(よしかわ・ちあき)さん
美容家
植物療法、漢方などを通じてヘルシーなライフスタイルと美容を提案。『閉経のホントがわかる本』などの著書がある。
(青森)チョコQ助
青森県八戸のローカル駄菓子とでもいいましょうか。地元で愛されている大ヒット商品です。塩味のきいた南部煎餅にチョコがかけてある、甘くてしょっぱいお菓子。チョコがべったりではなく線状にかかっているところがほどよいです。食感はサクサクと軽くて、あとを引きます。
八戸は、大の仲良しの産婦人科医、対馬ルリ子先生の故郷ということもあり、度々訪れています。地元の人がお土産にと持たせてくれたのが「チョコQ助」との出合いでした。最初、よくあるお得な割れ煎餅なのかなと思いましたが、食べてみると止まらない美味しさ。2021年の発売後すぐにクチコミで評判になり、八戸でも売っている店が限られていて、常に品薄なほど大人気です。
民芸菓子処 しんぼり
青森県八戸市河原木神才22・2
TEL.0178・28・9321
(山形)『びんのおのや』のジャム
山形や宮城などの果物を使い無添加のジャムを作っている『びんのおのや』の高城友貴さん。山形市山寺(やまでら)にあったご実家のペンション「山寺ペンションおのや」で朝食に提供していたお母さんの手作りジャムを受け継いで、今は仙台を拠点にジャムの製造・販売を手がけられています。
すでに廃業していた山寺ペンションを訪ね、かつての料理を再現していただいた際に、高城さんと、高城さんが作るジャムにも出合いました。ルバーブジャム、さくらんぼジャムなど、どれも旬の果物の美味しさが引き出されていて、何かに添えるというよりそのまま食べたくなるくらい。食感が少し残っていてフレッシュな味わいです。非加熱のはちみつもおすすめです。
びんのおのや
TEL.022・725・3624
https://binnoonoya.thebase.in/
『クロワッサン』1131号より
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