水田信二さんのとっておきミートソースのレシピ。
ひき肉料理の代表格、みんなが好きだからこそ進化もさまざま。
水田信二さんとミートソース、そのストーリーとは。
水田信二さんとミートソース、そのストーリーとは。
撮影・馬場わかな 文・板倉みきこ
水田信二さん|自分の料理の原点とも言える、大好きなミートソースは母の味。
“今、夫婦ともに 一番好きな料理です。”
夫婦でお揃いだというエプロンを持参し、撮影に現れた芸人の水田信二さん。実はイタリア料理店に勤めた経歴も持つ、元料理人だが、今回作ってくれたのは、いわゆるお袋の味。
「母親が料理上手で、中でも子どもの頃から大好きだったのがミートソース。一人暮らしを始める時に作り方を教わりました。ただ赤ワインを多めにしたり、仕上げに生クリームとバターを加えてコックリさせ、最後に粗挽きの黒胡椒をたっぷり効かせるのは、自分なりのアレンジ。今では奥さんが、僕の作る料理の中で一番好きだと言ってくれています」
母のレシピどおりに、ケチャップやウスターソースを入れ、懐かしくて飽きない家庭的な味は保っている。
「実家に帰ると母の料理を食べたいので、まだミートソースを作ってあげたことはないんですが……。いつか作って喜んでもらいたいですね」
自分の料理を美味しく食べてもらえる、それが最高の幸せだと、今年4月に結婚したばかりの水田さん。
「今は料理をしたり、食事をする時間が一番落ち着きます。奥さんも料理上手なので『家のご飯が美味しすぎる』と二人で言い合っていますね。え〜と、こんな話で大丈夫なんでしょうか。今日の取材中、面白いこと一つも言ってないですけど……」
『クロワッサン』1105号より
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