レンジで6分、ひき肉のチャプチェ風【山本ゆりさんのレシピ】
「手抜き」と思われがちなレンジ料理のイメージが一新します。
撮影・青木和義 文・小笠原章子
ひき肉のチャプチェ風
【レンジで6分】
炒めすぎ、焦げつきの失敗がなく、味のしみ込みもよし。「レンジを信じて一気にチンすれば、春雨がすべてのうまみを吸ってくれます」
【材料(2~3人分)】
合いびき肉 100g
にら 1/2束(50g)
にんじん 1/4本(40g)
玉ねぎ 1/4個(50g)
A[水180ml オイスターソース、めんつゆ(2倍濃縮)各大さじ1 顆粒鶏ガラスープの素 小さじ1 にんにく、しょうが(チューブ)各2cm]
春雨 40g
水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1+水大さじ1)
塩、こしょう 各適量
ごま油 小さじ2
白いりごま 適宜
【作り方】
実はレンジ向きの食材、ひき肉をチンして混ぜるだけの簡単レシピ。
「レンジ料理って、めっちゃよく作る方と、一度失敗したとか、ほんまにおいしくできるん?と疑って作らない方に分かれますよね。でも今回の料理は、作らない方にもぜひ試してほしいです」と話すのは、画期的なレンジ料理を次々と生み出している山本ゆりさん。
ひき肉はレンチンしても状態が変わりにくく、鍋やフライパンで作るのと遜色がないそう。特に煮くずれしやすく、水分調整が難しい煮物や焼き目のいらない料理はレンジ向きだといいます。
山本さんのレシピはレンチンして混ぜるだけ、と、その手軽さは圧倒的。「ほかにも、火加減を気にせず放置できる(その間は自由の身!)、油や調味料が最小限ですむ、焦げつかない、洗い物が少ないなど、メリットを上げたらきりがないほど。何より気持ちに余裕ができて、苦労して作ったのに!(キィー)が軽減されます(笑)」
唯一注意が必要なのは、加熱時間の微調整。「機種によって差があるので、やや短めに加熱し、足りなければ20~30秒ずつ追加で加熱してください」
『クロワッサン』1105号より