くらし

 ひと手間でいつもの麺がランクアップ、堤人美さんのつけだれ11。

手軽に作れて喉越しがよい麺。
食欲や気分に合わせて選べる、マンネリ打破のつけだれレシピを、料理研究家の堤人美さんに教わります。
そば、うどん、そうめん、どの麺を合わせてもよし!
  • 撮影・黒川ひろみ 文・長谷川未緒

具だくさんでお腹大満足のたれや、火を使わずに、すぐできあがるたれなど。
数種作っても楽しいつけだれバリエーション。※材料はすべて2人分です。

 豚肉とししとうの 甘辛だれ 

あっさりなのに食べ応え抜群。

【材料】
豚バラ薄切り肉(5cm幅に切る)100g
ししとう 10本
しょうが(千切り)1かけ
ごま油 小さじ2

A[だし汁 2カップ、しょうゆ・みりん・酒 各大さじ2、麺つゆ(3倍濃縮タイプ)1/2カップ、水 1と1/2カップ、酢 小さじ1]

【作り方】
フライパンにごま油を熱し、豚肉を中火で1分ほど炒める。Aを加えひと煮して、ししとうとしょうがを加えてすぐ火を止める。

 坦々だれ 

濃厚&ピリ辛がやみつきに!

【材料】
白練りごま(またはピーナッツバター)大さじ3
砂糖 小さじ1
豆板醤 小さじ1/2
にんにく(すりおろす)1/2かけ
しょうゆ 大さじ2
豆乳 150ml
ザーサイ(みじん切り)10g
水 1/2カップ
ラー油 大さじ1

【作り方】
練りごまに砂糖、豆板醤、にんにくを加えて混ぜ、しょうゆで溶きのばす。豆乳を少しずつ入れて混ぜ、ザーサイ、水、ラー油を加えてよく混ぜる。

 香味野菜のだし風  

塩昆布の旨味が隠し味。

【材料】
おくら(小口切り)6本
きゅうり(5mm角)1本
みょうが(粗みじん切り)3本
大葉(粗みじん切り)10枚
しょうが(粗みじん切り)1/2かけ
水 1カップ
塩 小さじ1

A[水 1/2カップ、塩昆布(粗みじん切り)5g、しょうゆ 大さじ1、みりん 大さじ1/2]

【作り方】
大きめのボウルに水を入れ、塩を加えて溶かす。野菜を入れて10分ほどおく。水気を切ってペーパーで拭き、Aと混ぜ合わせて冷やす。

 梅みそとろろだれ 

ほっとする滋味深い味わい。

【作り方】
昆布出汁1と1/2カップ、みそ大さじ2、長芋(すりおろす)100g、梅干し(ちぎる)1個をすべて混ぜる。

 冷や汁風  

タンパク質豊富な健康だれ。

【作り方】
木綿豆腐(手で小さめにちぎる)1/2丁(150g)、みそ大さじ2~2と1/2、サバ缶(ほぐす)1缶(缶汁ごと140g)、ごま油大さじ1、水1カップ、しょうがのすりおろし小さじ2をすべて混ぜる。

 角切りトマトとコチュジャンだれ 

酸味と甘辛さが食欲を刺激!

【作り方】
トマト(1.5cm角に切る)2個、キムチ(粗みじん切り)60g、コチュジャン・ポン酢各大さじ3、水1カップをすべて混ぜる。

 おろしきゅうりの レモンだれ 

青々とした香りと酸味が好相性。

【作り方】
麺つゆ(3倍濃縮タイプ)・水各1カップ、きゅうり(すりおろす)1本、レモン汁大さじ1、レモンの薄切り2枚をすべて混ぜる。

 豆乳 ゆずこしょうだれ 

マイルドななかにピリッと刺激。

【作り方】
麺つゆ(3倍濃縮タイプ)・豆乳各1カップ、ゆずこしょう小さじ1、三つ葉(2cm幅に切る)1/2把をすべて混ぜる。

 濃厚ごまだれ 

風味豊かでまろやかな味。

【作り方】
白練りごま大さじ3、白すりごま大さじ2、豆乳(無調整)・だし汁各1/2カップ、しょうゆ・みりん各大さじ2と1/2の順に入れ、都度よく混ぜる。

 バジル オリーブだれ 

爽やかかつナッティーな味が新鮮。

【作り方】
バジル(ちぎる)3本、レモン汁小さじ2、オリーブ(粗みじん切り)大さじ1、オリーブ油大さじ1、麺つゆ(3倍濃縮タイプ)・水各1カップ、にんにく(すりおろす)1/2かけをすべて混ぜる。

 にらごま黒酢だれ 

にらの風味とごまの食感が決め手。

【作り方】
しょうゆ大さじ2、水1/4カップ、ごま油・黒酢・白いりごま各大さじ1、砂糖小さじ2、にら(小口切り)1/2束をすべて混ぜる。

【編集部のおすすめ麺レシピ】

青菜のナムル風

ボウルにすりごまとおろししょうが、しょうゆを混ぜ、ゆでた青菜を加える。ごま油をたらして和えたら、好みの麺を加えてさっくり合わせる。じゃこなどを入れてもおいしい。(編集部T)

具だくさんそうめん

ササミの酒蒸し、きゅうり、蒸しキャベツ、焼きなす、錦糸卵、しそ、みょうが、青ねぎなどを用意し、好みで麺にのせる。ササミと卵、薬味は細切りにすると麺によく絡んで美味。(編集部E)

春菊とチーズ和え麺

そばをオリーブオイルと和え、ざく切りにした春菊をのせてパルメザンチーズをたっぷり。好みで塩少々。春菊のフレッシュな香りとほろ苦さ、粉チーズのコクが好バランス。(編集部A)

豚肉と野菜の四川風炒め

愛用しているのは、麻婆豆腐店『かかん』の「よだれ鶏のタレ」。

豚バラ肉に塩を軽くふり、好みの野菜と炒める。うどんを加え、「よだれ鶏のタレ」をかけて炒め、最後に花椒をふる。食べながら酢を加えてもおいしい。中華麺で作っても。(編集部K)

堤 人美

堤 人美 さん (つつみ・ひとみ)

料理研究家

書籍や雑誌のレシピ開発、CMの料理製作など幅広く活躍。新刊にワタナベマキさんとの共著『韓国ドラマの妄想ごはんレシピ帖』(主婦と生活社)。

『クロワッサン』1093号より

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