くらし

宮崎県の冷や汁【松田美智子さんの郷土料理レシピ】

日本人の創意工夫が詰め込まれた郷土料理。
その食材や調理法に注目した松田美智子さんの解釈による、家庭に取り入れやすいレシピを聞きました。
  • 撮影・合田昌弘 文・秋山由佳里

【宮崎県】冷や汁

食欲の落ちる夏に食べられている汁かけ飯。焼いた鯛や鯵のほぐし身と味噌をすり合わせますが、炒った煮干しを使うこともあります。

【材料(2人分)】
鯵2尾
味噌 大さじ2〜3
生姜(みじん切り)大さじ1
だし汁 2カップ
煮切り酒 大さじ2
きゅうり(薄切り)1本
薬味[長ねぎ、大葉(それぞれ千切り)
みょうが(薄切り)各適量]
ご飯や麦飯 適量

【作り方】
1.鯵はぜいごと腹わたを除き、全体に塩(分量外)をふって、魚焼きグリルで焼く。頭、皮、ひれ、骨を除き、身を細かくほぐす。
2.すり鉢の側面に味噌を手ですりこみ、バーナーなどで香ばしい焼き色をつける。1のほぐし身、生姜を加えてすりつぶす。だし汁、煮切り酒を加え、味噌をだし汁に溶かすようにすり混ぜる。味を見て、薄い場合は味噌を足して味をととのえ、冷蔵庫で冷やす。
3.器に盛り、きゅうりを浮かべる。ご飯にかけ、薬味を添えていただく。

松田美智子

松田美智子 さん (まつだ・みちこ)

料理研究家、 テーブルコーディネーター

日本雑穀協会理事。台所道具や食器などの商品開発も手がける。『家庭料理は郷土料理から始まります。』(平凡社)など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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