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秋田県の帆立の貝焼き【松田美智子さんの郷土料理レシピ】

日本人の創意工夫が詰め込まれた郷土料理。
その食材や調理法に注目した松田美智子さんの解釈による、家庭に取り入れやすいレシピを聞きました。

撮影・合田昌弘 文・秋山由佳里

【秋田県】帆立の貝焼き

秋田県の帆立の貝焼き【松田美智子さんの郷土料理レシピ】

帆立貝の殻を鍋代わりにした漁師料理です。帆立貝柱を味噌で煮たもので、殻は使い込むほどに味が出るといわれています。

【材料(2人分)】
帆立貝柱(殻つき)2枚
ししとう 4本
A[麹味噌、酒、みりん、ごま油、生姜(すりおろし)各大さじ1]

【作り方】
1.Aを合わせてしばらくなじませる。
2.帆立貝柱は殻からはずし、肝(生殖巣)とひもを取り、薄い塩水で洗って縦半分に切る。
3.よく洗った殻に2の身と肝、ししとうを半量ずつのせ、1を大さじ1ずつかける。
4.250度に予熱したオーブンで、上火を強めにして約5分焼く。

  • 松田美智子

    松田美智子 さん (まつだ・みちこ)

    料理研究家、 テーブルコーディネーター

    日本雑穀協会理事。台所道具や食器などの商品開発も手がける。『家庭料理は郷土料理から始まります。』(平凡社)など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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