くらし

理解できていないスマホ決済。結局どう使えばお得なんですか?

スマホでピッとお会計。いつのまにか普及した決済方法だけれど、まだ一歩踏み出せない人もいるのでは? 素朴な疑問を解消しましょう。
  • 文・黒澤 彩 イラストレーション・ニッパシヨシミツ

一部の銀行で硬貨の預け入れに手数料がかかるというニュースを聞いて、時代の変化を実感するこの頃……。

「最近は、現金で支払いできない完全キャッシュレスのお店や場所も増えています。マイナポイントのように公的な還元を受けるにも、何かしらの電子マネー利用が必須になっています」

と教えてくれたのは節約アドバイザーの和田由貴さん。スマホでの決済方法は大きく分けて2種類。Suica、iDなどスマホをかざすだけのものと、PayPay、楽天ペイなど、アプリを開いてQRコードやバーコードを読み取るQRコード決済がある。

「QRコード決済はアプリを入れ、画面の指示に沿って登録するだけで誰でも使えます。まったく難しくないので、心理的なハードルを乗り越えて実際に使ってみると、なーんだ、こんな簡単だったのね! と思えるはず」

Q1.スマホ決済って、どのくらい便利でお得なの?

A.財布を出さずにお会計。自動でポイント還元されます。

「スマホ一つで支払いが完了するのはとても楽ですし、お得という面では、ポイント還元が挙げられます」(和田さん)。

支払いごとに、0.5〜1%のポイントが還元され、1ポイント=1円として使える。払ったら自動的にポイントがつき、いくら分が貯まっているかをアプリ内で見られるのも便利。
特定のクレジットカードでチャージしたり、一定以上の金額を使ったりすると還元率がさらにアップし、キャンペーンで20%もの高ポイントが還元されることも。

Q2.セキュリティが心配。 お金を取られたりしませんか?

A.2段階認証などの対策がとられています。

現金を持ち歩くよりもずっと安心で、クレジットカードより不正利用されにくいという。
「QRコード決済は、スマホのロックを解除しアプリを開いて初めて使えるもの。電子マネーの中でも比較的安全で、2段階認証、生体認証といったセキュリティ対策も進化しています」。

万が一、不正利用があっても支払い履歴をチェックすれば気づくことができ、補償もされる。
「ただ、店側の入力ミスで間違った金額を支払ってしまうこともないとは言えません。支払うときに金額が合っているか確認するようにしましょう」

Q3.アプリがたくさんあって、どれを選べばいいかわかりません!

A.いつも利用しているサービス、経済圏がヒントに。

選ぶ基準は主に、(1)よく買い物をする店で使えるかどうか、(2)自分のスマホのキャリア、の2点。

(1)はコンビニや大手ドラッグストアならどれを選んでも使えるが、いつも行くスーパーなどのレジで何が使えるかを確認しておくといい。

(2)は、スマホのキャリアや既に利用しているクレジットカードと同じ経済圏の決済を使うことでポイントの還元率が高くなる場合が多いため。「サービスは目まぐるしくアップデートされますし、徹底比較するのも大変なので、初めはなじみのある企業のものを使ってみるといいのでは」

【決済アプリは、よく使うサービスに紐づいたものを選ぼう。】

●PayPay
ソフトバンクグループのQRコード決済サービス。還元率がアップする期間限定のキャンペーンなども多い。

●楽天ペイ
楽天ポイントが貯まる。楽天カード、または楽天銀行の口座から払ったり、チャージすると還元率がアップ。

●d払い
dポイントが貯まる。ドコモユーザーにメリットが多く、月々の携帯料金と一緒に支払うこともできる。

●au PAY
KDDIのQRコード決済サービス。auのスマホでなくてもau IDを取得すれば利用可。Pontaポイントが貯まる。

●LINE Pay
いつも使っているLINEアプリで登録できる。トークルームから送金できるので、割り勘をするのに便利。

●メルペイ
メルカリでの売り上げをチャージできる。メルペイ決済だけではなく、電子マネー「iD」としても利用できる。

Q4.そもそも、 お金はどうやってチャージするの?

A.銀行口座かクレジットカードから。後払いできるものも。

アプリにあらかじめお金をチャージして使うのがQRコード決済の基本。

「銀行口座から手動でチャージするか、クレジットカードに紐づけるのが主流ですが、翌月に口座から引き落とされる後払い設定や、残高が少なくなると自動で一定金額がチャージされるオートチャージなども選べます」。

アプリと同系列のクレジットカードや口座を持っている場合はそれを登録。なければ、ふだん利用している口座やカードを登録すればOK。

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