「お盆」は、最も身近な神仏であるご先祖さまを大切にする気持ちを表す機会です。
しかし、お盆の正しい迎え方や、日常的なお墓参りの方法など、よく知らないまま過ごしていませんか? また、実家が遠くにあり、何かと気がかりな人もいるはず。
今回、「亀山若手僧侶の会sanɡa(僧伽–サンガ–)」の皆さんに、私たちが抱えているさまざまな疑問や懸念について答えてもらいました。
いずれも、宗派や地域によって違いがあることが前提ですが、基本的には、ご先祖さまを敬い感謝して、毎日を過ごすことが大切で、こちらから何かをお願いする対象ではないということを理解しておきましょう。
「仏教は、外からもたらされる何か(運のようなもの)を望むものではありません。いいこともあり、時には苦しいこともある人生で、それらをすべて受け入れられる心を持てるようになることが大切だという教えです」
少しでもそんな心境に近づけるように、「ご先祖さまはなぜ大切なのか」というそもそものところから、お墓が遠方にあってもできる供養の方法などを教わりつつ、現実的で無理なく、持続可能なご先祖さまを敬う自分なりの方法を探してみましょう。