くらし

心理カウンセラーに聞く、運を切り開くための朝の習慣。数分の行動で人生が好転!

朝は一日のクオリティを決めるゴールデンタイム。
「無意識」に働きかけてベストパフォーマンスを引き出し、運を切り開くための習慣を聞きました。
  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・佐々木一澄 文・松本あかね

数分の行動で、人生が好転! 無理なくできる、朝のルーティン。

「朝の気分は起きるタイミングに左右されます。深い睡眠の間に起きると寝覚めが悪く、『朝=嫌な気分』という条件付けが『無意識』の層に刷り込まれてしまいます」

と心理カウンセラーの大嶋信頼さん。「嫌な気分」は緊張やストレスを招き、何をやってもうまくいかないという事態に。そこで「言葉」と「行動」の力で条件付けを新しく上書きしていくのが朝のルーティンの狙いだ。

「意識的になりすぎるとうまくいきません。『無意識』に働きかけるルーティンで意外な変化が出てくることも。3つほど選んで試してみてください」

目覚めたら、2歳時の自分に戻る。

 ▶︎ 血糖値が安定する。

「2歳の自分に戻る」ことは、純粋無垢な自分自身に立ち返ることとイコールだといえる。

「0歳から2歳までの間は、母親の庇護の下で安心感を培う時期です。そこで、人生の中で最も安心感を得ていた時期にさかのぼって、その感覚を思い出す。このルーティンは、起床時の血糖値を安定させてくれます」

というのも、起床時にネガティブな気分でいると、そのストレスのためにインスリンの放出が促され、低血糖に陥る人が多いのだそう。2歳の頃の絶対的な「安心感」はストレスを和らげ、結果、血糖値の安定につながる。具体的な思い出でなくても2歳の自分をイメージするだけでも効果がある。

「今日もよろしくお願いします」と、自分の体にエールを送る。

▶︎ 実力を出し切って、目的達成に近づく。

朝起きたときの心の第一声を思い返してみると「だるい」「今日の約束、憂鬱」といった不平不満ばかりと気づく人も多いのでは?

「そういう文句は緊張ホルモンを呼び起こします。つまり緊張ホルモンの力で体にハッパをかけて、行動することになるわけです」

しかしこのやり方は早々に疲れがきてしまう。そこで代わりに今日一日がんばってくれる体にエールを送る。声に出すとなおよし。

「本来、緊張状態ではないほうが、パフォーマンスは上がります。私たちはこれまでの人生の中で培ったことをたくさん持っているはず。そうしたスキルを生かすことも能力のうち。そのためにも実力を発揮しやすいフラットな状態をキープすることが大切なのです」

体の一部に手を当てて、 声に出して応援しよう。

立って、腰を左右に動かす。

▶︎ パニックを起こしにくくなる。

立ったまま腰を左右に揺らす。これを7回で1セット。ポイントは腸を動かして刺激すること。

「腸にはセロトニンという排泄に関わるホルモンがありますが、これは脳にもあって精神を安定させる働きをします。腸機能が落ちると、認知機能も落ちるといわれることからもわかるように、腸と脳には深いつながりがあるのです」

2カ所のセロトニンの状態は心にもダイレクトに関わってくる。

「例えば心配なことがあるとお腹の調子を崩す人が多いのは、腸内のセロトニンが活発になりすぎているせい。腸を刺激することで、脳内のセロトニンとの間の均衡を取り戻すことができます。動じない体になっていくと同時に、動じないメンタルが作り出せるのです」

かかとを3分間、マッサージする。

▶︎ 魅力的な自分になれる。

朝起きたら、素足のかかとに触れ、マッサージ。毎日続けているとすべすべ、つるつるに。すると自ずとクリームを塗ったり、さらなるケアもしたくなるというもの。

「このルーティンは自己効力感を育んでくれます。小さな部分でもきれいにできたという成功体験が、他の部分もきれいにしたいという意欲につながっていくのです」

何より大きな変化は時間の使い方に表れる。人のためにではなく「自分のために時間を使える人」に変わっていく。つまり、セルフケアがきちんとできる人になる。

「神は細部に宿るというように、美も細部に宿ります。だから、細かいところをきちんと気にかけ、手をかける人が美しくなるというのは本当なのです」

他人の目に触れにくい細部でも、自分でキレイにできると自信が生まれる。

白い馬に乗っている自分をイメージする。

▶︎ 人にこびる気持ちがなくなる。

幸せは誰かが運んできてくれるという「白馬の王子様願望」は、実はどの女性の心にも潜んでいる。

「このルーティンで幸せを運んでくるのは誰かではなくて自分自身、つまり王子は自分だということを『無意識』に刷り込んでいきます。すると自然に人にこびへつらうことがなくなっていくのです」

イメージするのは、白馬に乗った自分の姿でも、白馬に跨り、手綱を取って走るところでも、どちらでもかまわない。

「慣れてくると、イメージそのものがだんだん豊かになって、自分自身の姿も立派になっていく。すると、その自己イメージが現実世界の自分にも投影されていきます」

その勇姿こそ現実を変えてくれるキーになるといえそうだ。

白馬に跨った姿の想像でも、自由に乗りこなすイメージでもいい。

座ったまま左右の足で交互に床をつかむ。

▶︎ 判断が早くなる。

ベッドの端や椅子に腰掛け、右足の指をいっぱいに開いて、地面をつかむようにぎゅっと握りしめる。次は左の足指で同様に。これを30回ほど繰り返す。

「左右交互に繰り返すことで、右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)の部分が刺激されます。右脳は感覚、左脳は思考を司るといわれますが、左右の脳の疎通がよくなることで、直感で動くということが自然とできるようになっていきます」

現代人はネットの情報やSNSに代表されるように常に言語からの情報にさらされている。その結果、いつのまにか他人の言葉にコントロールされていることも。自分の感覚を信じられれば、判断も的確に。研ぎ澄まされた感性で自ら行動できるようになる。

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