「本棚にあったほうがいいものと、なくてもいいものをお母さまに選んでいただきますね」と永井さん。一つひとつのものをTさんが判断していきます。
「コーラスの曲はぜんぶ頭に入っているから楽譜はいらないわ」「この年賀状は仲人さんからいただいたの。とても達筆でしょ? こういう字が書けたらいいなと思ってときどき見るんです」……片づけながらものの背景や思い出を語るTさん。親子で昔話に花が咲くひとときも。「懐かしい話が聞けてうれしい」と娘さん。
整理の結果、読まない本や仲人をした人からのお土産の置物、娘たちのものなどは処分することに。当初の1/3くらいの量に減りました。