旨味と風味が染み込んだ、牡蠣チャーハン【渡辺有子さんのレシピ】
牡蠣は好きだけど食べ方がいつも一辺倒……そう思う人にぜひ作っていただきたい、旨味を味わうレシピです。
撮影・奥村恵子 スタイリング・佐々木カナコ 文・板倉みきこ
牡蠣チャーハン
オイスターソースを使うことで風味が増し、少量でも食べ応えあり。牡蠣の旨味がご飯に染み込み、しっとり感あるチャーハンに仕上がる。
【材料(2人分)】
牡蠣(下処理済み)6個
ご飯 300g
長ねぎ 1/3本
青唐辛子 1/2本
ごま油 小さじ2
オイスターソース 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
白ごま 5g
にんにく薄切り 1/2かけ分
黒こしょう少々
【作り方】
1.長ねぎ、青唐辛子は共に半月の小口切りに、牡蠣は食べやすい大きさに切る。
2.フライパンにごま油を熱し、にんにく、長ねぎ、青唐辛子を炒める。ご飯を入れて炒め、牡蠣を加え炒め混ぜる。
3. オイスターソースを全体にかけて混ぜ、鍋肌からしょうゆを入れる。ごまを全体にふり混ぜ、黒こしょうで仕上げる。
牡蠣の下処理方法
食材の新たな魅力を探求し、これまでにない調理法を発見するのが料理研究家の仕事の醍醐味。でも、牡蠣はできるだけそのものの味を生かしたい食材、と渡辺有子さん。
「ミネラル豊富で滋味たっぷり。牡蠣の濃厚な味わいを生かすには、火を入れすぎないこと、味付けで加工しすぎないことが大事です」
余分な水分をしっかり取ってから調理すると、プリッとした食感が維持でき、旨味が凝縮される。
「今回紹介したレシピの味付けはシンプル。産地によって味の個性が異なる牡蠣の魅力を、食べ比べて楽しんでください」
『クロワッサン』1057号より