くらし

塩麹で簡単にできる、イスラエル風サラダ【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子

今の時期私がよく作るサラダの1つです。材料は畑でまだまだ採れる野菜たち。

作り方はとても簡単です。

トマトやきゅうり、ナスなどの野菜を適当な大きさに切って塩麹でもみ数時間おいてから食べる直前にイタリアンパセリ、オリーブオイルとレモン汁少々であえます。ポイントはしっかり冷やすことくらいでしょうか。

ところでなぜイスラエル風なのかというと、以前我が家にイスラエルからのお客様をお迎えした時にこのサラダをお出ししたところ、見た目、味ともにイスラエルの朝食で定番のサラダにそっくりだと言うのです。
以来このサラダは我が家で「イスラエル風サラダ」と呼ばれています。

このサラダの良いところは仕上げの段階でその日のお料理に合わせた味付けにできること。

和食であれば↑画像のように大葉+ごま+ごま油、東南アジア風の場合はピーナッツオイル+パクチーと組み合わせたり、色々な国のお料理にアレンジ可能な美味しいサラダレシピです。

ぜひ一度お試しください!

【材料】

トマト
きゅうり 
ナス
ピーマン
ズッキーニ
 合わせて500g

塩麹 75g(野菜の重さに対して15%使用)

エキストラヴァージンオリーブオイル 適量
レモン果汁 適量
胡椒 適宜
イタリアンパセリ 1〜2本

【作り方】

1.野菜を7〜8mmの角切りにします。なすは水にさらして水気を切ってから使います。塩麹を加えてなじませ冷蔵庫に入れて数時間マリネします。
2.このくらい水分が引き出され、きゅうりやナス、ズッキーニがしんなりとしたらマリネ完了です。水気を切ってエキストラヴァージンオリーブオイル、レモン果汁、胡椒で味を整えて完成!

※野菜から出た水分はサラダには使いませんがとても美味しいので捨てずにスープなどに加えても◎。

●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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