スタイリスト・石井佳苗さんが指南、小さなラグで魅力的なコーナーを作る。
どこか飽きがきた自宅をどうしたらいい? スタイリスト・石井佳苗さんが指南する、インテリアを更新するヒントとは。
撮影・枦木 功 文・鈴木奈代
小さなラグで作る魅力的なコーナー。
「小さめのラグはかさばらず、敷き替えも楽で、いくつか手に入れると空間の使い方がグンと広がります。仕切りがない大きなリビングダイニングも、それぞれラグを敷くことで仕事場、読書コーナーなどにゾーニングでき、緩やかに仕切ることができます」
部屋のデッドスペースを減らすことにも繋がるラグ使い。家具の前や下にラグを敷くと、足裏が心地よさを感じ、ついそこに立ち止まったり、寛げる効果もある。
リビングの中央など通常空いているスペースにも小さめのラグを。さらにテーブルと一人掛けのソファを置き、寛ぎの場に。「ここに敷くラグも季節や気分で替えています」。写真はイラン製で、毛足が短く夏向き。
珍しい細長タイプを廊下に敷けば、アクセントになり、足触りもよい。ただの通路が魅力的なエリアに変わる。写真はラグ好きの石井さんが特に惹かれるトルコ製の赤系のもの。
アートを飾ったチェストの下にもラグを。家具の前に敷く場合は家具幅より小さいサイズでもOK。写真は手のこんだオーバーダイドという製法のラグ。
『クロワッサン』1046号より