Nさんのリノベーション初体験は約10年前。中古マンションを購入し、塗装など一部分を自ら手がけた。しかし購入時すでに築38年だったこともあって、建物の老朽化が気になり、また環境の変化も求め、売却して新たに購入することを考え、住まい探しをスタート。
「1年ほどかけて20軒以上見て回って決めたのが、23区内の築55年のマンション。結局、前の家より古いという(笑)。立地が理想的で、昭和的な佇まいとコミュニティが良さそうなところも気に入りました」
売り主である不動産会社による解体でほぼスケルトン(構造躯体のみ)状態になっていて、解体費用が節約できることも決め手になった。