くらし

ストックすれば、使い勝手が抜群! 塩豚の作り方と4つの展開料理【藤井恵さんのレシピ】。

毎日の料理は手早く済ませたいけど、手間をかけたよさも確かにある。そこで、一度作れば何度も美味しい、賢いレシピを紹介します。
  • 撮影・津留崎徹花 スタイリング・矢口紀子 文・一澤ひらり

塩豚

豚肩ロースの塊肉を6等分に。砂糖を加えて、肉を柔らかく。

塩豚は塊肉で作ってストックすれば、使い勝手が抜群!

「塩豚は塩だけでなく、砂糖を加えるのがポイント。塩で旨みが引き立ち、砂糖の保水性で肉がしっとり柔らかくなります。肉の量に対して塩は2%の量、砂糖は塩の半分量にします。これさえ覚えておけば、あとは肉を冷蔵庫で寝かせるだけなので簡単に作れるし、旨みも凝縮されて、美味しさが際立ちます」

冷蔵で3〜7日保存可能。

● 塩豚 ●

【材料】(作りやすい分量)
豚肩ロース塊肉600g
A[塩12g 砂糖6g]

【作り方】
1.塊肉は6等分に切り分け、混ぜ合わせたAをまんべんなくまぶし、軽く揉むようにしながらすりこむ。
2.ラップで空気が入らないように肉をぴっちりと包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に2〜3日置く。2日目以降7日目まで時間経過による味わいの変化が楽しめる。

〈基本の塩豚フライパン蒸し〉

長ねぎの上に塩豚をのせて少量の水で蒸し煮にする。肉本来の旨みが引き立ち、長ねぎの甘味が豚肉になじんで優しい味わい。

【材料】(2人分)
塩豚2枚
長ねぎ2本
A[ごま油大さじ1/2 酒大さじ2 水1/2カップ] 香菜適量 練り芥子適量

【作り方】
1.塩豚は水気を拭き、長ねぎは2cm厚さの斜め切りにする。
2.フライパンに長ねぎを入れて塩豚をのせ、Aをかけて蓋をして火にかける。煮立ったら弱火にして20分蒸し煮にする。
3.塩豚を食べやすく切り、長ねぎと一緒に器に盛る。蒸し汁をかけて、香菜と練り芥子を添える。

(展開1)塩豚と菜の花とたけのこの炒めもの

花椒は粒のまま油で炒めると、爽やかな香りと風味が生かされる。香りが立ったら、片栗粉を揉みこんだ塩豚を入れて焼く。

【材料】(2人分)
塩豚2枚
菜の花1束(200g
茹でたけのこ1/2本(80g)
片栗粉小さじ1
油小さじ1
花椒小さじ1
A[塩小さじ1/3 酒大さじ1]

【作り方】
1.塩豚は水気を拭いてそぎ切りにし、片栗粉を揉みこむ。菜の花は水に浸してパリッとさせ、半分の長さに切る。たけのこは薄切りに、Aは混ぜ合わせる。
2.フライパンに油を熱し、花椒を入れて香りが立ったら、1の塩豚を加えて中火で焼く。
3.火が通ったら菜の花とたけのこを入れ、水大さじ1(分量外)を加えて蓋をし、ときどき蓋を開けて蒸し炒めにする。仕上げにAを入れて炒め合わせる。

(展開2)塩とんかつ

塩豚に小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけていく。塩豚は余計な水分が出ているので衣と肉が剥がれにくく、上手に揚げられてサクサク感が長持ちする。

【材料】(2人分)
塩豚2枚
キャベツ300g
紫玉ねぎ1/4個
こしょう少々
小麦粉・溶き卵・パン粉各適量
揚げ油適量 A[すり白ごま小さじ2 塩小さじ1/5] 

【作り方】
1.塩豚にこしょうを振る。キャベツはざく切り、紫玉ねぎは薄切りにして空気にさらす。Aは混ぜ合わせる。
2.塩豚に小麦粉、溶き卵、パン粉を順にまぶす。
3.鍋にキャベツ、水大さじ2、塩少々(分量外)を入れて蓋をして火にかけ、蒸気が出たらさっと混ぜて再び蓋をし、弱火で2〜3分蒸す。
4.揚げ油を175度に熱し、2を入れて4〜5分かけてこんがり揚げる。
5.油をしっかり切って器に盛り、紫玉ねぎと3のキャベツを添え、Aを振る。

(展開3)塩豚のポッサム風

塩豚にごま油をつけて焼くと香ばしくなり、程よく塩が効いた肉の旨みと熟成感を堪能できる。韓国焼き肉風に野菜で包んで。

【材料】(2人分)
塩豚2枚
ごま油小さじ1
サニーレタス・えごまの葉・わかめ(塩蔵)各適量
A[コチュジャン大さじ1 みそ大さじ1/2 すり白ごま小さじ1 おろしにんにく少々]

【作り方】
1.塩豚にごま油をまぶす。Aは混ぜ合わせる。
2.フライパンを熱し、塩豚を入れて強めの中火で片面2〜3分ずつ、両面をよく焼く。
3.食べやすく切って器に盛り、野菜とわかめ、Aを添える。野菜で焼き塩豚を包んで食べる。

藤井恵

藤井恵 さん (ふじい・めぐみ)

料理研究家

管理栄養士。作りやすくておいしい健康レシピが人気。著書に『50歳からのからだ整え2品献立』(主婦と生活社)など多数。

『クロワッサン』1039号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。