くらし

もの忘れや免疫力アップに。里芋と白菜の梅トマトスープ【鶏むねスープのアレンジレシピ】

慢性的な疲れには鶏むね肉に含まれたイミダペプチドが効果的。応用自在の鶏むねスープをベースに旬の野菜とあわせてかんたん免疫力アップレシピ。
  • 撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

トマトベース

【鶏むねスープ400ml +トマト缶1缶(200ml)】

味をなじませるために、5分ほど中弱火で沸騰させないように温める。

酸味、甘味、コク、本能を刺激する赤。加熱したトマトには食の魔法がかかる。

里芋と白菜の梅トマトスープ

[効果 → もの忘れ 免疫力アップ]

梅干しを入れてさっぱりとした酸味のスープ。トマトのグルタミン酸とかつお節のイノシン酸で旨味が強くなります。里芋のぬめり成分に含まれるガラクタンは脳細胞の活性化や免疫力を高める作用があり、認知症予防が期待されています。

【材料】(2人分)
里芋(水煮)   200g
白菜   葉2枚(100g)
梅干し   2~3個(好みの塩加減に)
かつお節   1パック(2g)
小ねぎ   2本
鶏むねスープ(※作り方は画面下に掲載)   400ml
トマト缶(カット)   1缶(200ml)

【作り方】
1.
里芋は水気を切る。白菜は茎と葉っぱに分けて、一口大に切る。梅干しはタネを取り出し、包丁でたたく。小ねぎは小口切りにする。
2.鍋に鶏むねスープにトマト缶を入れ、5分ほど中弱火で温める。フツフツしてきたら弱火にして里芋、白菜の茎、梅干しを加えて火を通し、さらに白菜の葉を入れてサッと煮込む。
3.器に盛り、かつお節をふりかけ、小ねぎを散らす。

このひと手間に美味は宿る。応用自在、鶏むねスープの作り方。

【材料】4人分 できあがり約1,000ml

鶏むね肉2枚(約500g)
(左上)昆布(だし用)1枚(10g) (右上)しょうが2片(12g)(下)青ねぎ2本分
水1,100ml

【作り方】

1.筋を切り、肉のパサパサ感をなくすため、鶏むね肉の表面をフォークで数カ所突き刺す。
2.鍋に水、昆布、皮ごと薄切りにしたしょうが、ねぎの青い部分を入れて、弱火で温める。
3.沸騰直前に昆布を取り出す。煮立てるとねばり成分が溶け出し風味を損なうので要注意。
4.鶏むね肉を鍋に入れる。2枚入れると温度が下がるので、中火で沸騰寸前まで煮立てる。
5.優しくグラグラ煮立ってきたら、その状態で3分ほど煮る。グツグツ煮込まないこと。
6.アクが出てきたら、その都度すくう。火の入れ過ぎはパサつきの原因になるので厳禁。
7.3分ほど煮たら、火を止める。3でいったん取り出した昆布を再度、鍋に戻し入れる。
8.鶏むね肉の上に昆布をのせ、フタをして粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
【できあがり】9.粗熱が取れたら、鶏むね肉、昆布と香味野菜を取り出せば、万能鶏むねスープの完成。
【保存】10.フリーザーバッグなどに小分けして冷凍庫で保存すれば、約1カ月間保存できる。
エダジュン

料理制作

エダジュン さん

パクチー料理研究家、管理栄養士

東京・品川区生まれ。大学卒業後、スープ専門店の店長を5年間、スープ専門店の本部で商品の物流・購買の仕事に携わったのち、2013年に料理研究家として独立。著書に『野菜たっぷり具だくさんの主役スープ150』(誠文堂新光社)、『鍋の素ー極旨・鍋スープの作り方 バリエーションは無限大!』(PARCO出版)など多数。
https://edajun.com

『Dr.クロワッサン 重だるいがすっきり!万能鶏むねスープ』(2019年2月5日発行)より。

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