新型コロナウイルス対策の影響で、スポーツやイベントなどが多数中止されたことで誕生したのが、チケット代の寄附金控除という制度。
「中止になったチケットの払い戻しを受けないことを選択すると、払った金額分が『寄附』と見なされ、税優遇を受けられる制度です。
対象は2021年1月31日までに開催予定だったイベント。購入したチケットが対象かどうかは、文化庁・スポーツ庁のホームページにリストがあります。
そこで確認してイベント主催者に払い戻しはしないと連絡、証明書を受け取って確定申告する必要があります」
この制度は節税対策というより、運営主催者を応援する意味合いが強いもの。また、納税先の自治体を、実質的に自分で決められるふるさと納税も、ある意味サポート精神が反映された制度の一つだ。