くらし

ステーキ肉を贅沢に。牛ニラきのこ春巻き【チオベンのレシピ】。

2枚の皮を使って具材のうま味をギュッと封じ込め、素材そのものの味を存分に楽しめるチオベンの人気定番、春巻き。その巻き方と、具材の組み合わせのコツとは。
  • 撮影・高杉 純 スタイリング・西﨑弥沙  文・上條桂子

牛ニラきのこ春巻き

厚切りの牛ステーキ肉を使った贅沢な春巻き。肉に火が通りすぎないようにするのがコツ。

【材料(3本分)】
牛ステーキ肉100g
ニラ1/4束(25g)
しいたけ1と1/2個(24g)
下味[にんにくすりおろし1かけ分 ごま油小さじ1 砂糖小さじ1/2 こしょう少々]
春巻きの皮(小)6枚
揚げ油適量

【作り方】
1.牛肉の表面に細かく切り込みを入れて3等分に切る。下味の材料をすべてもみ込み20分おく。
2.春巻きの皮1枚の中央に5cm長さに切ったニラ1/3量を置き、1の牛肉を1切れ、薄切りにしたしいたけの1/3量をのせて包む。春巻きの皮1枚でもう一度巻く。同様の手順で春巻きを3本作る。
3.揚げ油を高温(180度)に熱し、2を入れる。上下を返しながら5分ほど揚げ、取り出して油をきる。

パリッパリに揚がった香ばしい春巻きを一口かじると、うま味がジュワッと広がる。チオベンの看板メニューである美味しい春巻きの秘密は、皮の2枚巻きにある。料理家の山本千織さんは言う。

「春巻きは蒸し物なんです。高温で揚げることで外側の皮がサクッとする一方、内側の皮で素材が蒸される状態になる。うま味を封じ込めてくれるんですね」

また、食べて驚きのある具材の組み合わせにも、ちょっとしたルールがある。

「春巻きの中身は、肉や魚、えびなど主役になる“味になるもの”、長いもやアボカド、里芋など熱を加えると形状が変わる“つなぐもの”、そしてえごまやシソ、ハーブなどの“薬味”の3つを組み合わせています。今回ご紹介したレシピに慣れたら冷蔵庫の残り物でやってみてください」

山本千織

山本千織 さん (やまもと・ちおり)

チオベン主宰

撮影現場への弁当の仕出し、ケータリング、雑誌や広告へのレシピ提供、イベント出店など幅広く活躍。著書に『チオベンの揚げもの煮もの』(KADOKAWA)などがある。

『クロワッサン』1031号より

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