くらし
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見過ごしがちな水回りのあの場所、スペシャリストはこう掃除する。

普段の掃除では見過ごしているような場所を、掃除のスペシャリストのブロガー、髙橋綾香さんと一緒にチェック。これを機に汚れを直視しましょう。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・樋口可奈子

洗面ボウルのオーバーフロー穴

多くの洗面ボウルについている「オーバーフロー穴」。水を溜めすぎてもあふれないようにするためのこの穴は、ふだんは目につきにくいが確実に中は汚れている。

「60度の湯に溶かした酸素系漂白剤を穴から流し入れ、15分ほど放置したら水で流します。待つ間に、排水口を隙間ブラシでこすって汚れを落としましょう」

丸や楕円など、オーバーフロー穴の形状は各家庭の洗面ボウルによって異なる。ペットボトルや計量カップなど、洗浄液を流し入れやすい容器を選ぼう。「オキシクリーンなら500mlの湯に対し大さじ3が目安。余ったら、オーバーフロー穴だけでなく洗面ボウルの排水口やトイレの手洗いの排水口などにも使用します」

水栓の水垢汚れ

水栓の周りや内側にこびりついた白いウロコ状の汚れ。これは水道水に含まれるさまざまなミネラル分が固まってできた水垢だ。水垢は中性洗剤では落としにくく、強くこすると傷をつける恐れも。髙橋さんが月に1回実践しているのは、クエン酸+重曹水に漬け置きするだけの簡単クリーニング。

「パーツをできるだけ分解したら、クエン酸を溶かした水を張った容器に入れて15分漬け置き。さらに重曹を投入して10分放置します」

クエン酸と重曹を混ぜると二酸化炭素が発生。炭酸の泡が水垢やぬめりを浮かび上がらせる。その後しっかり洗い流せば、こすり洗いなしでもピカピカの仕上がりに。

合成洗剤を使っていないのに、この見事な泡立ち! 「目安は300〜500mlの水にクエン酸、重曹ともに大さじ1弱。クエン酸を先に入れるのがポイントです」。深めの容器を選ぶとパーツが奥までしっかり漬かり、より効果が実感できる。二酸化炭素の泡の力だけで落とすので、人にも環境にも優しい。

ふきん

毎日洗濯しているのに、なんだか臭いが落ちない……。そんなときに試したいのが煮沸消毒。

「大きな鍋に湯を2Lほど沸かしたら、酸素系漂白剤大さじ1を入れてふきんを漬け込みます。2〜3分煮沸してから冷めるまで放置するだけです」

その後は水ですすいでから洗濯機で脱水して干せば、臭いも取れ、料理でついたシミや黄ばみもすっきり落ちる。

「酸素系漂白剤は水に溶けると過酸化水素と炭酸ソーダに分かれ、漂白効果を発揮します」。界面活性剤不使用であれば、どんなものでもOK。ふきんと同じ要領でタオル類の漂白もできるが、素材によっては使えないものもあるので、作業前に洗濯タグの確認を。
髙橋綾香

お話を伺ったのは

髙橋綾香 さん (たかはし・あやか)

ブロガー

お掃除スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級。マイホーム新築をきっかけに掃除に目覚め、「家族が帰りたくなるような家づくり」を目指してインスタグラム(@ks._.myhome)を更新中。著書に『ほったら家事』(宝島社)。

『クロワッサン』1034号より

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