くらし

ドアノブや食器棚の中など、家じゅうの見過ごしがちな箇所を徹底掃除。

普段の掃除では見過ごしているような場所を、掃除のスペシャリストのブロガー、髙橋綾香さんと一緒にチェック。これを機に汚れを直視しましょう。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・樋口可奈子

ドアノブ

家族みんなが素手で触るドアノブは、体調管理に気をつけたい今こそ清潔にしておきたい場所。子どもが汚れた手で握ったりハンドクリームの油分がついたりと、知らず知らずのうちに手垢や皮脂汚れがびっしりついていることも。

「キッチンペーパーにアルコールスプレーを吹きつけて拭き取れば、すぐにきれいになります。落ちにくい汚れは重曹を溶かした水に布を浸し、固く絞って拭いてください」

キッチンペーパーとアルコールスプレーの組み合わせは何かと使える。「鏡やスマホ、メガネの指紋汚れもこれで落とせます」。髙橋さんは、食品にかけても問題ないアルコールスプレーを愛用中。手で触れる場所なので、できるだけ安心、安全なものを選びたい。

ドアの上

普段、目にはつきにくい、でも確実にホコリがあるのが、ドアの扉板の天面部分。

「ハンディモップで拭いてホコリや汚れを取ります。掃除は『上から下』が基本。どこから掃除していいか迷ったら、ドア上から始めてみましょう」

ついでに蝶番やドアの表裏をさっと拭いて掃除機をかければ、ドアも床も一気にきれいに。

ヘッドの角度が変えられて、伸縮も自在のハンディモップなら、高い位置の掃除もしやすい。「ドア枠や天井、壁の上のほう、階段などについている小さいライトの上に溜まったホコリもこれでさっと拭きます」

ゴミ箱の中

ゴミ箱の中は汚れも臭いも溜まりやすいので、定期的に洗浄を。作業に適しているのは浴室。ゴミ箱の中に60度の湯を入れて、酸素系漂白剤を加えて溶かしたら約1時間放置。細かい泡が発生して汚れをすっきり浮き上がらせる。

「使い終えた洗浄液を排水口に流すことで、浴室の排水管の洗浄もできます」

「ゴミ収集日に、ゴミ箱の中身を空っぽにしたついでにやってしまうのがおすすめ」。浴室小物やシャワーヘッドを漬け込めば、一緒に除菌ができて一石二鳥。一定時間放置した後はしっかり洗い流し、スポンジワイプなどで水気を拭き上げて乾かす。

【酸素の「泡の力」で臭いや汚れを落とす。】

主成分は過炭酸ナトリウム。衣類の漂白や洗濯槽の掃除など、さまざまな用途に。

オキシクリーン 500g 548 円(グラフィコ TEL.0120-498-177)

下駄箱の中

下駄箱には靴についた土ぼこりや砂が溜まりやすいので、こまめに掃き出して清潔に保ちたい。

「掃除する棚の靴を全て外に出してから掃き掃除。アルコールスプレーをつけた布で拭き上げたら、しっかりと風を通します。下駄箱の中に小さなほうきとちりとりを常備しておくと、気になったときにいつでも掃除ができますよ」

靴自体も湿気を帯びているので、掃除をすることでカビ予防にも。

「〝濡らす前は必ず掃く〟のがポイントです」。小回りが利く小型のほうきとちりとりは下駄箱掃除にうってつけ。扉の内側にフックを取り付けて吊るせば収納にも困らない。

【吊るしても、立てても保管できる卓上ほうき。】

幅約16cm、奥行4cm、高さ17cmのコンパクトサイズながら、持ちやすい設計で細かいゴミもしっかり取る。

卓上ほうき(ちりとり付き) 355円(無印良品 銀座 TEL.03-3538-1311)
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