見すごしがちな家電関連の汚れ。スペシャリストに教わる掃除術。
撮影・黒川ひろみ 文・樋口可奈子
掃除機のヘッド
まめに掃除機をかけても、掃除機そのものの汚れまで気にしている人は多くないのでは? 特にヘッド部分には家じゅうから集めた汚れがぎっしり詰まっている。丸洗いができればベストだが、難しいときはパーツを取り外しホコリを取り除くだけでも清潔さが保てる。
「汚れが溜まると吸い込みも悪くなるので、こまめに掃除を。隙間用ブラシでかき出すと、思っていたよりも汚れが出てきますよ」(髙橋綾香さん)
【先端のカーブが隙間や曲線部にフィット。】
掃除のプロ・大津たまみさんが考案。ブラシは程よい硬さで家具や家電に傷をつけない。
コード
テレビの裏などのコード類にもホコリが溜まりやすい。放置すると火災につながる危険性もあるので、こまめな掃除を心がけよう。髙橋さんの愛用品はマイクロファイバー製の手袋。直接手にはめて使うので、「つまんで拭く」などの細かい作業に向いているそう。
「床に触れるとホコリもつきやすくなるので、少し浮かせて配線するなどの工夫もしています」
【「つまみ掃除」に最適なマイクロファイバー手袋。】
親指と人差し指が自由に動かせる。ミトン型で広い面の拭き掃除もしやすい。
テレビ画面
指紋やホコリで意外と汚れているテレビ画面。洗剤を使うと液晶のコーティングがはがれてしまうこともあるので、ハンディモップなどで拭いてから水拭き、が基本。
「わが家では『MQ・Duotex ダブルクロス』も使っています。表と裏で織り方の異なるクロスで、テレビ画面にはツルツルした面を使います。水だけでもかなりきれいになりますよ。毎日はやりませんが、週末は必ず掃除して汚れを溜めないようにしています」
【スウェーデン発、表裏で機能が異なるマルチクロス。】
ニット面は汚れ落とし、テックス面は磨き上げに向いている。カラーは写真のグレー/クリームのほかに、グリーン/クリーム、レッド/ブルーが。
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