【水・食糧編】最新版・命を守る“防災セット”。
災害時に備えるアイテムは、ふだんから家で使っているものでした! その理由と具体的な用途術を、詳しく解説します。国際災害レスキューナースの辻直美さんに聞きました。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
→ 水は1日3リットル、食料は1人7食分を用意する。
災害時に一番大事なものは水。まさに水は命綱になる。
「1日に必要な水は1人当たり3リットルで、2リットルは飲料や料理に使ったりする飲料用水、1リットルは体を洗うなどの生活用水と考えてください。避難所ではすぐに水がもらえるとは限りません。1人当たりペットボトルの水を2リットル×3本、これに500ml×6本を目安に用意してください」
水と同様、食料もすぐに支給されるかわからないので、最低7食分を用意する。
「たとえば早ゆでスパゲティはジッパー付き袋に入れて、お湯なら5分、水なら1時間おけば食べられます。これにパスタソースをかければ火もいりません。ポケットストーブがあればご飯も炊けます。温かいものは心を癒やしてくれますからね」
□ 水
□ 米(3合)
□ レトルト食品
□ フリーズドライ味噌汁
□ 缶詰
□ パスタソース
□ アルファ化米
□ スープの素
□ 早ゆでスパゲティ
□ 塩あめ
□ おやつ
□ 箸、フォーク、スプーン
ポケットストーブにメスティン(取っ手付きアルミ飯盒)を乗せ、100円ショップの固形燃料を使えば、ご飯が炊けるし、調理も可能。
水は1人当たり1日3リットルを目安に、2リットル入りと500ml入りを用意。
無洗米3合。ポケットストーブとメスティンがあれば炊飯できる。
レトルト食品はビーフシチューなど、美味で高カロリーのものを。
「レトルトは箱を捨てて保存します。」(辻さん)
箱入りのレトルト食品はかさばるので、箱を捨ててジッパー付き袋に。
たんぱく質不足にならないように、魚系と肉系を混ぜて7缶ほど用意。
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