くらし

和田裕美さんがリモートワーク中に気づいた、これからも考えていきたいこと。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さん。外出自粛が求められる今ならではの発見があったそうです。

エアなわとびをゲット!しかし、出番は訪れず……。

例に漏れず私の仕事も
3月あたりから講演、セミナー、コンサルティングなどが
軒並み延期やキャンセルになってしまいました。
そのまま会社もリモートにしたので
現在にいたるまでほぼ自宅でStay Home です。

実は収益が下がって会社経営が危ういという
胃が痛い思いがあったものの
最初のほうは

「コロナはたくさんのものを奪ったけれど
 時間だけはもらえた。
 どうせならそのままになっていた原稿をじっくり書こう!」
と、思い直して
静かなおこもり生活を過ごそうと思ってました。
そう、最初の頃は……

しかし、なんで!!というくらい
今、通常業務のとき以上に仕事に追われているのです。

確かに取材も打ち合わせも自宅でできる
そして講演もセミナーも自宅からできる
飲み会も自宅でできるというのは
なんとも効率がよくて交通費もかからず便利だけど
それって同時に
わたしが自宅にいることはすでにバレていることを意味するので
スタッフも編集さんもせっせと律儀に予定を入れてくれる。

その心の声が「暇ですよね?時間ありますよね?」と
圧がある感じがして
「エアなわとび買ったから忙しい」とも言えない。
「私もフリルのエプロンしてお菓子作りとかしてみたい」とは死んでも言えない。
だからサボれないのです!

ああ、家にいるのに休憩がないってなんなの〜〜(笑)
私は今、「新幹線や飛行機での移動って無駄、それに疲れる〜」と
文句を言っていた数ヶ月前の私に
「なにを贅沢な!」と説教してやりたい気分です。
わたしはその無駄に見えた
移動時間に本読んだり昼寝したり
ぼーっとしたり映画見たりする自由時間をもらっていたと
今になって気付いたのです。

失わないと大切さがわからない。
慣れてくると飽きてしまう。
人ってほんとうにわがままですよね。

そして……
「過ぎてしまえば忘れてしまう」のも人間です。
このコロナが過ぎてしまったら
あっというまに「手洗い」もしなくなるのでは?

コロナはあいにく私に(自由)時間をくれなかったけれど
人がいなくなった街に野生動物が現れたり
海も空気もきれいになっていると聞くと
「どうやって自然と共存するのか?」ということを
考える機会をたくさんくれたように思います。

だからこそいつかこの時期が過ぎたとき
私たちは「手洗い」同様にこのことを
忘れてはいけないのです。

なによりも東京の空気は明らかに澄んでいて
ちょっとマスク越しでも以前と違うことが
はっきりわかるのですから。

(ウイルスが舞っているかもしれないけど)
空気めっちゃうまい!

最後にお役立ち情報をひとつ。

リモートで自分の顔をうつすとき
パソコンがノート型の場合は
顔を下からのアングルで撮ることになります。
なのでこのように、高さを調整しています!

和田さんへのお悩み相談はこちらから

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
 公式サイト

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