時間が経ってもおいしい、肉のおかずの知恵【上田淳子さんのレシピ】。
撮影・馬場わかな 文・松本あかね
【肉】冷めても柔らかな肉のおかずには、お弁当ならではのワザが満載。
タレをとろりとまとわせて。
豚肉の生姜焼き
肉に片栗粉をまぶしておくと、タレにとろみがつきよく絡む。焼きすぎないようにし、肉汁をキープして。
【材料(1人分)】
豚肉(生姜焼き用)80g
おろし生姜小さじ1/2
塩少々
酒小さじ1
片栗粉小さじ1/2
サラダ油少々
A[みりん小さじ2 おろし生姜小さじ1/2 醤油大さじ1/2]
【作り方】
1.豚肉は筋を切って、生姜、塩、酒をもみ込み、片栗粉をまぶす。
2.フライパンを中火で熱し油をひく。1を広げ両面をさっと焼き、一度取り出す。Aを入れて煮立ったら豚肉を戻し入れ、全体に絡める。
生ハムでパサつき防止。
ささみの生ハム巻き焼き
冷えて固まる脂は困りもの。ささみ+生ハムの低脂肪コンビならその心配なし。きれいなピンク色は彩りにもよし。カジキで作っても。
【材料(1人分)】
ささみ(大)1本
生ハム3枚
オリーブ油小さじ1
塩、こしょう各少々
【作り方】
1.ささみは筋を取り、5〜6等分のそぎ切りにする。生ハムをささみに巻きやすい幅に切り、それぞれきっちり巻く。
2.フライパンを中火にかけて油をひき、1のハムの巻き終わりを下にして並べる。弱火で片面2分程度を目安に、ささみに火が通るまでじっくり焼く。塩、こしょうをふる。
少量の粉で煮汁をまとめる。
鶏そぼろ
最後に加える小麦粉が煮汁をキャッチ。そぼろに絡んでしっとりと仕上がる。大人には生姜をきかせて。豚赤身のひき肉でも。
【材料(作りやすい分量)】
鶏ももひき肉200g
A[醤油大さじ1と1/2 味噌小さじ2 砂糖大さじ1と1/2 みりん大さじ1と1/2]
小麦粉小さじ1弱
サラダ油小さじ1
【作り方】
1.ボウルにひき肉、Aを入れて泡立て器などでよく混ぜ均一にする。
2.フライパンを中火にかけて油をひき、熱くなったら1を入れる。焦げないように全体をへらで混ぜながら、鶏肉に火が通るまで4分程度炒める。
3.2の表面全体に小麦粉をふり、混ぜながら粘りが出るまでさらに1分ほど炒める。
※冷蔵で3日間保存可能
にんにくなしでもおいしく。
鶏むね肉のタンドリー
前の晩に仕込めば朝は焼くだけ。豚肩ロースの薄切り肉でもよい。
【材料(作りやすい分量)】
鶏むね肉1枚(250g)
塩小さじ1/2
こしょう少々
A[プレーンヨーグルト1/4カップ カレー粉大さじ1/2 おろし生姜小さじ1 ケチャップ小さじ1]
茹でひよこ豆(ドライパック)50g
サラダ油大さじ1
【作り方】
1.鶏肉は小さめのそぎ切りにし、塩、こしょうをすり込む。保存容器にAを入れて混ぜ、鶏肉を加えて全体に絡め、冷蔵庫で半日ほど置く。
2.フライパンに油をひき、中火にかける。1の鶏肉を広げ、蓋をして2分焼く。蓋を取って裏返し、ひよこ豆を加え、蓋なしで2分ほど焼く。時々返しながら少し焼き色がつくまでさらに1〜2分焼く。
“パン粉多め”で柔らかに。
ミートローフ
百均のアルミ型2〜3本に分けて焼き、冷凍しても重宝。サンドイッチの具にも。
【材料(17×9×5cm型1個分)】
合いびき肉400g
玉ねぎ1/2個 パン粉
1/2カップ
牛乳1/2カップ
卵1個 塩小さじ2/3
こしょう少々
ナツメグ少々
サラダ油小さじ1
うずら茹で卵6個
茹でいんげん6本 茹でにんじん(1cm角×5cm)6本
【作り方】
1.みじん切りにした玉ねぎとサラダ油を耐熱皿に入れ、ラップをして電子レンジ(600W)に1分半かけ冷ます。
2.ボウルにパン粉、牛乳、卵、塩、こしょう、ナツメグを入れてよく混ぜ合わせ、ひき肉を加えてしっかり練る。1を加え混ぜる。
3.型にサラダ油(分量外)を塗り、2の1/3量を詰め、卵、いんげん、にんじんの半量を埋め込むように並べる。同様に2の1/3量を入れて具を並べ、残りの2を詰める。
4.180度のオーブンで40分焼く(焦げそうになったらホイルを)。
夏場のおかずにぴったり。
牛肉とれんこんの梅和え
薄切り肉は味付けしてから焼くと硬くなりがち。そこでサッと炒めてから、たたいた梅と和える。れんこんとの相性も抜群。豚肉でも。
【材料(1人分)】
牛切り落とし肉50g
れんこん40g
塩、こしょう各少々
梅干し(あまり塩けの強くないもの)1個
サラダ油小さじ1
【作り方】
1.牛肉は食べやすく切り、軽く塩、こしょうをする。れんこんは皮をむいて5mm厚さのいちょう切りにする。
2.梅干しは種を取り包丁でたたいてペースト状にしてボウルに入れ、水少々を加えてトロッとさせる。
3.フライパンに油をひき、中火にかける。熱くなったられんこんを炒め、ほぼ火が通ったら牛肉を加えて火が通るまで炒める。2を加えて和える。
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