昨年末、取材で行かせてもらった「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」 のプレイベント「神田松之丞 独演会 ~講談と浮世絵の世界~」でどっぷり講談師・神田松之丞(現・六代目神田伯山)の魅力にハマってしまった私。
神田松之丞最後の独演会のチケットに応募するも見事にはずれました。また、寄席に行ったことがないことと、チケット(木戸銭と呼ばれています)の発売方法が普段と違うようで、初心者にはよく分からないことも多く、行きたいのに行けないもどかしい日々。
(『クロワッサン』1005号にて、寄席を取材。寄席に興味がある方はこちらもぜひ!)
たまたま知り合いで講談にハマっている方がいたので、プレミアムチケットをどうやって入手しているのか尋ねると、「伯山さんが出演する寄席なら、整理券を配るのが午前10時前後なので、2時間前から並べば入場できる」とのこと。
2月11日、新宿・末廣亭から始まった真打昇進襲名披露興行。末廣亭の公式ツイッターを見ていると、お昼過ぎに行っても立ち見なら入れる日も。「覚悟を決めれば行けるのでは」と、仕事の調整ができそうな日に並んでみることにしました。
神田伯山さんとは、今をときめく講談師のこと。
巧みな講談が大衆芸能ファンの間で話題に。さらにはラジオやテレビなどのシニカルな発言も注目を集め、今や『日本一チケットが取れない講談師』と呼ばれています。
全国に60人ほどしかいなかった講談の世界を盛り立てる牽引者。2020年2月11日に、神田松之丞改め、代々名人と呼ばれた大名跡『六代目・神田伯山』を襲名。現在その襲名披露興行中なんです。