くらし

クロワッサン読者に聞いた、我が家の節税対策。

消費税が10%になって約4カ月。税金のことに無頓着でいると損していることがけっこうあるかも。最低限の税金の知識を学んでおきましょう。
  • イラストレーション・木下綾乃 文・生島典子

お金に対する意識が高い読者は、節税にも熱心です。家計を圧迫する税金を1円でも安くする節約巧者が見つけた方法を口コミで集めました。

シロアリの被害が出て雑損控除ができた。

東京都/M・Hさん/50代

以前、自宅にシロアリの被害が出たときは、シロアリ駆除の費用や住宅の補修費用などを確定申告して雑損控除の適用を受けました。自然災害で住宅や家財に被害が出た場合や、盗難、空き巣、ひったくり被害なども雑損控除を受けられるようです。火災保険などで補償が受けられる分はいいのですが、それ以上の損失額がある場合は、申告してみてください。

大学生の子どもの国民年金保険料を払ったら、親の控除に使える。

東京都/N・Iさん/50代

20歳を過ぎた大学生が2人います。学生でも20歳から国民年金保険料を払わなくてはなりません。学生のうちは保険料が猶予される「学生の納付特例制度」を申請しようと思っていましたが、親が代わって納めれば親の社会保険料控除に使えると聞いて、これまでの分をまとめて払いました。本人の将来の年金額も増えるから、子どものためにもいいかな、と思っています。

クレジットカードで税金を払って、ポイントをためる。

埼玉県/A・Kさん/40代

最近は、税金もクレジットカードで払えるようになっているので、私はクレジットカードで払ってポイントをためるようにしています。税金は決まって払うものなので、現金よりもポイントがつく払い方のほうがおトクだと思います。でも、クレジットカード払いには手数料がかかるので、手数料がいくらかかるのかを、チェックしてからがおすすめですよ。

インプラントの治療費が1本35万円! 2本分70万円かかった分を 医療費控除に。

東京都/M・Tさん/60代

昨年、歯のインプラント治療をしました。インプラントは健康保険がきかないので、治療費が1本35万円、治療の途中で2本必要だということになり、結局70万円もかかりました。痛い出費に涙……。健康保険は使えなくても医療費控除を受けることができると聞いたので、家族の医療費と合わせて、確定申告しました。少しでも税金が安くなることを期待しています。

変更後の制度で税金が下がる車種を選びます。

東京都/M・Iさん/50代

車を買い替える時期なのですが、免許取りたての息子がいるので、もう少ししてから新車にしようと思っています。2019年10月に自動車の税金が大きく変わったので、新しい税制でおトクになり、本体価格がほどほどのものを探す予定。「自動車取得税」に代わって導入された「環境性能割」の税率が、2020年9月まで1%軽減されるので、それまでに買う予定です。

『クロワッサン』1014号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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