大掃除の当日は、まず掃除方法や段取りを確認し、道具は手の届くところに置いておくことが肝要だ。
「1カ所につき1時間を目安にしてください。欲張っても集中力はなかなか続かないので、ダラダラする前に気分を切り替えて、次のスポットの掃除をするほうが効率よく進められます。もし汚れが残ってしまっても、潔く後日へ回して次の場所を掃除する。そのほうが新たに集中してできます。できれば昼食を挟まず、午前か午後に決めて一気にやってしまうほうが、モチベーションが途切れません」
今回は、窓まわり、キッチン、浴室の3カ所を重点的に行うが、まず窓まわりからスタートし、窓ガラス→網戸→サッシの順に掃除をする。次にキッチンへ移動し、換気扇のファンや五徳を洗剤溶液につけ込み、その間に油がはねている壁や調理台、シンクなどをきれいに拭きあげる。最後に浴室は天井、壁や床の汚れを落としてから、カビ取りを行う。
「それぞれの場所ごとに、手順に沿って無駄なく動けるプランになっています。掃除には基本の5つの手順がありますので、ぜひ覚えてください」
1.ホコリは上から下に落ちるので高い所から低い所の順で掃除を行う。2.せっかく掃除をした場所を踏まないために、奥から手前に掃除を行う。3.洗剤は汚れに直接かけずスポンジ等につけて拭いてみて、変色などないか、使っても大丈夫かを確認する。4.壁面の洗剤の塗布や拭き取りは下から上に行う。上から下に行うと液だれの跡が取れなくなってしまうので厳禁。5.軽い汚れから始めて、がんこな汚れに取り組む。
「これら5つの手順を頭に入れて掃除をすれば、スムーズにできて仕上がりが見違えるほどきれいになります」