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「ビジンサマレシピ」で作る、そば粉のクレープ

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。

レシピ提供:中村恭子

信州は言わずと知られたそばの名産地。

今では一年中、日本全国で楽しむことができるそばですが実は季節による味わいを楽しむことができる食材で、旬は夏と秋です。

一般的には、新そばと言われる秋に収穫される秋そばがよく知られていますが、夏に収穫する夏そばは太陽の恵みをふんだんに受けることで香り高く深い味わい楽しむことができます。また信州では冬の間に寒い気候を利用して秋に収穫したそばを一旦冷水につけて寒風に晒す寒ざらしそばが作られます。寒ざらしそばの味わいは水につけて晒されることでアクが抜けて甘みがより強くなります。

そんな季節毎のそばを食べ比べを楽しんでみることもおすすめです。

私の暮らす蓼科にはフランス人シェフによる本場仕込みのとても美味しいガレットを出すお店があります。こちらはそば粉だけでなく食材全般をシェフ自ら信頼できる生産者の方のものを使うというこだわりのお店です。もしお近くにいらしたら是非立ち寄ってみてくださいね。

店舗情報: 
「レ・スリズィエ」
http://www.lescerisiers.jp/
〒391-0301 長野県茅野市北山522-473
蓼科ビレッジ滝見平112
TEL: 0266-67-5523

要予約のこと。

そば粉のクレープ

「ビジンサマレシピ」で作る、そば粉のクレープ

今回はそば粉のクレープを作ります。

ところで同じくそば粉で作るガレットは100パーセントそば粉で作りますが、その場合はそば粉100gに対し塩小さじ1/3を入れて一晩置いてから作ってみてください。

ただしフライパンで生地を薄くのばす作業が難しいので今回はそば粉に小麦粉を混ぜ、扱いやすいクレープ生地にしました。

まとめて焼いて冷凍しておけばいつでも手軽に食べることができます。

冷凍した場合、サラダクレープなどにする場合は自然解凍後そのままで、温かい具材を乗せる場合にはフライパンで両面をさっと温めると良いでしょう。もちろんスイーツとしてジャムやアイスを乗せても◯。

【材料(直径18cmのフライパン使用約10枚分)】

蕎麦粉 70g
小麦粉 30g
塩 少々(ミネラルたっぷりの美味しいお塩を使うとより美味しくなります)水 250cc〜

 

【作り方】

1.ボウルにそば粉を入れて
1.ボウルにそば粉を入れて
2.ふるった小麦粉を加え(ダマにならないように必ずふるうこと)
2.ふるった小麦粉を加え(ダマにならないように必ずふるうこと)
3.塩と水を加えてホイッパーでよく混ぜる。
3.塩と水を加えてホイッパーでよく混ぜる。
4.生地を冷蔵庫で1時間寝かせてから
4.生地を冷蔵庫で1時間寝かせてから
5.フライパンに油(分量外)を入れ中火で熱しクッキングペーパーで余分な油を拭き取る。
5.フライパンに油(分量外)を入れ中火で熱しクッキングペーパーで余分な油を拭き取る。
6.レードルで生地を流し入れ手早くフライパンを回して生地を薄くのばす。表面が乾いたら上下を返し
6.レードルで生地を流し入れ手早くフライパンを回して生地を薄くのばす。表面が乾いたら上下を返し
7.裏面もさっと焼き
7.裏面もさっと焼き
8.皿に移す。
8.皿に移す。
9.まとめて焼き、食べきれない場合は冷凍保存する。食べる際にはお好みで再度フライパンで両面焼いてから具材を乗せる。
9.まとめて焼き、食べきれない場合は冷凍保存する。食べる際にはお好みで再度フライパンで両面焼いてから具材を乗せる。
1.ボウルにそば粉を入れて
2.ふるった小麦粉を加え(ダマにならないように必ずふるうこと)
3.塩と水を加えてホイッパーでよく混ぜる。
4.生地を冷蔵庫で1時間寝かせてから
5.フライパンに油(分量外)を入れ中火で熱しクッキングペーパーで余分な油を拭き取る。
6.レードルで生地を流し入れ手早くフライパンを回して生地を薄くのばす。表面が乾いたら上下を返し
7.裏面もさっと焼き
8.皿に移す。
9.まとめて焼き、食べきれない場合は冷凍保存する。食べる際にはお好みで再度フライパンで両面焼いてから具材を乗せる。

●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市…

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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