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リウマチ性多発筋痛症

原因と特徴

リウマチ性多発筋痛症とは、炎症によって肩や首が痛くなる病気です。典型的な症状としては、肩から首の痛みが挙げられます。高い確率で肩の痛みが起こり、肩や首、股関節が痛みで動かしづらくなるほか、腰痛や朝のこわばりが起こり、寝返りが打ちにくくなります。また、突然の急激な発症もリウマチ性多発筋痛症の特徴の一つです。その多くは、体の左右どちらかで発症し、2〜3日が経過してから両側に痛みが広がります。肩や腰などの筋肉である近位筋の痛みもあり、押すことで痛みを感じることがあります。また、手の甲を押すとへこんで痕ができるほどのむくみもみられます。巨細胞性動脈炎との合併率が高く、合併した場合は、ものが見えにくくなる、頭が痛い、食事を食べていると顎の筋肉が痛くなるなどの症状をともないます。

治療

リウマチ性多発筋痛症の治療法として、一般保険診療ではステロイドの内服が行われます。個人差はありますが、ステロイドへの治療反応性はおおむね良好で、約2週間後には症状改善がみられます。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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