からだ

疲れを残さずにぐっすり眠りたい、それを叶える7つのポイント。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・寺田和代 イラストレーション・といだあずさ

寝苦しい夜の寝つきを助け、朝までぐっすり眠るためのポイントとアイテム。

【ポイント1】枕カバーは接触冷感生地や 麻素材で頭寒足熱を保つ。

【汗をかいても湿気が残らない。】冷蔵庫で冷やす必要のないサラサラした接触冷感生地。吸水性や速乾性にも優れ、汗をかいても湿り気が残らない。洗濯可。快適快眠クール枕ネット〈55×30cm〉2,080円*税込み(KINGSTAR TEL.03-4531-5642)
【特殊素材で快適温度をキープ。】温度調節機能を持つ特殊な生地PCM®シートを採用。体温や室温に反応し快適な温度を保ってくれるためひんやり感が持続。PCM90 PCMピローパッド〈50×50cm〉4,000円(西川 大阪オフィス TEL.06-6262-9114)

心地よい入眠の条件は頭寒足熱。

「全身の中でも特に熱の高い頭を穏やかにクールダウンさせることは、夏の快眠を得るポイントになります」

手軽と思いがちな保冷剤や氷枕より接触冷感の枕カバーが便利。

「冷蔵庫で冷やして使う氷やジェルでもよいのですが、寝姿勢をじゃましないためには薄手のカバーを用いるのがおすすめです」

麻素材の枕カバーも、頭が蒸れずに心地よい状態を維持してくれるので活用したい。

【ポイント2】快適な肌ざわりと吸水性のあるパジャマを。

【肌ざわり抜群の綿ガーゼ素材。】特殊な糸を組み合わせ、柔らかな感触と吸湿・吸水性、通気性などをバランスよく備えた綿100%のガーゼ素材。マシュマロガーゼダブルストライプレディスパジャマ1万8000円(UCHINO TEL.03-3661-7501)
【シルクの吸放湿性と美肌効果。】シルクのパジャマは肌ざわりや風合いがよく、保温性・吸放湿性に優れている。汗をかいてもベタつかずサラッと快適。睡眠科学シルクサテンパジャマ1万8000円〜(ワコールお客様センター TEL.0120-307-056)

季節を問わずパジャマを着て寝ることは、質の高い睡眠の基本。

「肌ざわりがよく寝具との間に不必要な摩擦が生まれないものを着用することが大事です。特に一晩じゅうエアコンを使う夏は冷えを防ぐためにもパジャマは必須。素材は吸水性や吸湿性の高いシルクやコットンを選び、七分袖以上の長袖に長ズボンで肌の露出をできるだけ抑えて。ネグリジェタイプやスウェット、Tシャツなどは寝返りを阻害したり、裾がめくれて体を冷やすので避けてください」

【ポイント3】進化する敷き寝具で背中の涼感を朝までキープ。

【心地よいひんやり感が続く。】吸熱と放熱を繰り返し、快適な温度を保つPCM(R)シートを採用。寝返りのたび、ひんやりとした感触が得られる。PCM90PCM 敷きパッド〈100×205cm〉1万8000円(西川 大阪オフィス)
【熱や湿気を逃す立体構造。】繊維の間を空気が流れる3Dの特殊立体構造を採用し、熱や湿気を逃してサラッとした寝心地。軽量で扱いやすく、洗濯可。サラフクールパッドシングル〈100×205cm〉1万5000円(公大 TEL.0120-947-947)
【麻100%で爽やかな肌触り。】天然の涼感素材である麻を使った敷きパッド。さらりとした風合いと爽やかな使い心地を実感できる。『素肌嬉布』洗える本麻敷きパッド〈100×205cm〉3万円(西川 大阪オフィス)

暑くて寝苦しい夜は、敷き寝具にもこだわりたい。

「ぐっすり眠れる条件のひとつがきちんと寝返りができること。ふつう一晩に20〜30回の寝返りを打つと言われます。それをじゃましないパジャマを着て、背中を涼しく保つ敷き寝具を使えば入眠しやすく、寝返りのたびに爽やかな涼感が得られるので、睡眠の質もアップします」

年々進化する接触冷感敷きパッドを選べば、ひんやり感のみならず吸汗や通気性も高い。

【ポイント4】湿度50〜60%で快眠。エアコンや除湿剤で調整を。

【温度と湿度が一目瞭然。】温度と湿度を確認する、という原点に即したシンプルな温湿度計。上下左右、広い角度から液晶画面が見やすい。できれば寝る場所の高さに設置して。デジタル温湿度計3,232円(無印良品 池袋西武 TEL.03-3989-1171)
【置くだけで除湿とカビ予防。】場所を選ばず置くだけで除湿とカビ予防が期待できる。梅雨時から寝室の隅やベッド下に。使用後は溜まった水を捨てて廃棄。ドライペットスキット198円※編集部調べ(エステーお客様相談室 TEL.0120-145-230)

室温と同じくらい眠りの質に大きな影響を与えるのが湿度。

「室温ばかりに気を取られがちですが、快眠には湿度管理も欠かせません。湿度が高いと眠りにくいだけでなく、体温が上がるのに発汗しづらくなり、寝苦しさや夜間覚醒につながって睡眠の質を下げてしまいます」

快眠の目安は湿度50〜60%。

「できればベッドの高さに温湿度計を置いて眠る前にチェックし、エアコンの除湿機能を活用してください。また、梅雨時は除湿剤を寝室の隅やベッド下などに置くだけでも変わります」

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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